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花栽培33年300鉢~石川さん「野鳥も来て幸せ」
和歌山県橋本市城山台3丁目の主婦・石川澄枝(いしかわ・すみえ)さん(63)は、自宅を花々で埋め尽くす〝花栽培33年〟という大の花好きで、「まことに素敵な暮らし」と評判になっている。
石川さん宅は、文明年間(1469~87)、長藪城(ながやぶじょう)があった城山(しろやま=標高347メートル)南麓(なんろく)で、散策を楽しむ人たちが、よく往来するところ。
石川さんは夫・純二(じゅんじ)さんと昭和56年(1981)7月、2階建て住宅を新築し、初めはアジサイやバラなどを栽培。やがて美しく香りよしの「花」の虜(とりこ)になり、今では四季折々の花300鉢以上を栽培している。
例えば、春はサクラソウ、クリスマスローズ、夏はトレニア、ベゴニア、秋はダリア、コスモス、冬はオンジューム、パフィオなど。玄関も裏庭もベランダもまさに花園そのものの世界。今は、花の少ない季節だが、それでも長い茎の先で、紫色に開花したフウロソウや、真っ白い花が可愛いコレオプレスなどが咲いている。
石川さん宅の表の通りを、犬と一緒に散策する人や、城山南麓、池周辺を巡る人たちが、思わず花に心奪われ、立ち止まることも多く、水やり、肥料やりに忙しい石川さんに、「大変やねえ」「きれいやなあ」と声をかけてくる。
石川さんは「わが家の季節の花を褒めてくれて、うれしいです」と話し、「それに花と共に生きるのは、とても楽しいし、人々だけでなく、メジロもウグイスも、どんどん来てくれますよ」と、笑顔を見せていた。
写真(上)は紫の花が美しいフウロソウを披露する石川さん。写真(中、下)はサクラソウやクリスマスローズなどが咲いた石川さんの庭の記録写真。