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桃が空梅雨で甘いよ~〝桃狩り観光〟第1陣女性ら

和歌山県かつらぎ町の紀ノ川流域の桃畑で6月27日、今年初の「桃狩り観光」が始まり、観光バスで訪れた婦人会の女性や一般ツアー客ら計76人が、自然の恵みに触れて大喜びだった。
この「桃狩り観光」は、同町寺尾の「果夢果夢(かむかむ)バザール」(河南地区農産物加工販売組合=倉谷孝子(くらたに・たかこ)組合長、組合員31人=が企画・主催。すでに8月上旬までの期間中、京阪神方面から観光バス約220台(約7000人)が、桃狩り観光に訪れることになっている。
この日、大阪府池田市の「石橋婦人会」の33人と別のバスツアー客43人が、それぞれ「果夢果夢バザール」に到着。奈良の博物館を見学、橋本市の温泉施設で昼食してきた女性たちは、早速、近くの桃畑に入り、丸々と実った桃(見好白鳳=みよしはくほう)を、2つずつ素手で収穫した。
丁寧に桃の皮をむき、口に運んだ女性たちは、「わあ、甘い」「新しいの夏の味よ」などと大喜びで、収穫した桃は同バザールが用意した箱(6個入り)に詰め合わせて土産物に。倉谷組合長は「今年、当地方は空梅雨です。そのお陰で、桃の味はとても濃密、おいしいですよ」と話した。
収穫シーズン中の桃の品種は、7月初め~同5日頃は「日川(ひかわ)白鳳」、~7月中旬は「橋場(はしば)白鳳」、7月20~同月末頃は「白鳳」、7月末頃~8月上旬は「清水白桃(しみずはくとう)」、~8月中旬は「川中島(かわなかじま)白桃」に変わる。「果夢果夢バザール」では、シーズン中の午前8時~正午、とれとれの桃を直売する。
「果夢果夢バザール」は平成11年(1999)、蒸しパンや柿ケーキ、ジャムなど農産物加工販売所として設立。同16年(2004)から「桃狩り観光」を始めた。現在、組合員のうち25農家が桃を栽培し、うち11農家が「桃狩り観光」を実施している。問い合わせは「果夢果夢バザール」(電話&FAX=0736・22・8993)。
写真(上)は「桃狩り観光」で記念撮影する「石橋婦人会」の女性たち。写真(中)は収穫したばかりの桃を土産用の箱に詰める女性たち。写真(下)は楽しそうに桃の皮むきをする女性たち。


更新日:2014年6月28日 土曜日 00:53

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