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歴史ファン紀見峠越える♪~堺から高野山ウオーク

高野山開創1200年記念イベント「黄金のまち堺から聖山高野山へ~高野街道 観光ガイドとテクテク十三里」のウオーキングシリーズで、このほど大阪の都市部などからの参加者一行222人が、大阪・和歌山の府県境「紀見峠(きみとうげ)」を越えた。今後、橋本を築いた応其上人(おうごしょうにん)の寺や、石童丸物語を伝える苅萱堂(かるかやどう)などの名所旧跡を巡り、高野山・女人堂へゴールインすることになる。橋本観光ガイドの会の徳田勝次(とくだ・かつじ)さん(69)は「今後も大勢の方々を、橋本・伊都の名所・旧跡へ、楽しくご案内したい」と張り切っている。

このイベントは南海電鉄・高野街道にぎわい再発見プロジェクト実行委員会が主催。平成24年(2012)に堺東駅を出発・開始。メインプログラム全12回、サブプログラム全8回を設け、同27年(2015)に高野山・女人堂に到着する。

今回は第6回目のプログラムで、健脚で歴史探訪ファンら184人、サポーター38人が参加。大阪府河内長野市の「天美駅」を出発、南北朝時代に楠木一族が再三、戦勝祈願したという「蟹井(かにい)神社」を参詣した後、高野山・女人堂までの距離を示した「六里石」と、平安時代の官道(南海道)で旧・宿場町の「紀見峠」を越えた。

さらに、あまりの急坂で、馬さえ転んだという「馬こかし坂」、一休禅師の兄弟子が住んだという「養叟庵(ようそうあん)」、橋本川水系で一番という「一の瀬滝」、えべっさんと尊崇されている「慶賀野戎(けがのえびす)神社」、素敵な「五里石~橋谷の街並み」を経て、「御幸辻駅」までの約10キロ歩いた。

参加者一行は、河内長野市の旧高野街道沿いに建つ旧家・相宅家(おおやけ)の立派な石垣・土塀を見ながら歩き、蟹井神社の大杉並木の緑陰をくぐり、紀見峠では高野山系、大峯山系の山々を展望して、心地よい汗を流した。

次の第7回プログラム(メイン)は、9月13日(土)午前9時半、御幸辻駅前に集合・出発し、牛頭(ごうず)神社~狭間滝(はざまたき)~応其寺~追分道標(おいわけどうひょう)~四里石・東家渡場大常夜灯籠(とうげわたしばだいじょうやとうろう)~三軒茶屋常夜灯~西行庵・第一の地蔵~三里石~学文路駅にゴール・解散の約10キロのコースとなっている。

定員は先着100人、参加費500円。問い合わせは、〒648・0065 橋本市古佐田2の2の3、はしもと広域観光案内所内・橋本観光ガイドの会(0736・33・3552)。

紀の川南岸の国城山・緑化活動などに取り組む「プロムナード国城」代表でもある徳田さんは、「私は観光ガイドとして、まったくの駆け出しですが、国城山の歴史や環境を大切する一方、郷土の名所旧跡をしっかり学び、訪れる方々に古里の素晴らしさを伝えたい」と言っている。

写真(上)は河内長野市の茶屋出・相宅家の石垣・土塀を見て歩く一行。写真(中)は蟹井神社付近を歩く一行。写真(下)は橋本市矢倉脇の地蔵寺境内を巡る参加者たち。


更新日:2014年6月25日 水曜日 00:00

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