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玉川峡に観光案内板~写真パネル表示~五六の淵園地
和歌山県・紀北地方の山間部を流れる清流・玉川峡(紀伊丹生川)の素晴らしさを知ってもらおうと、和歌山県橋本市は、同市彦谷にある「五六の淵 園地(ごろくのふち えんち)」に大きな観光案内板を立てた。
「五六の淵 園地」は、高野山町石道玉川峡県立自然公園の玉川(紀伊丹生川)北岸にある約900平方メートルの休憩所。真ん中に1棟の東屋(あずまや)と、内部に1つのテーブル、6人掛けの長椅子、外側に3つのベンチ、駐車場(10数台)がある。市が昨年、総工費約950万円で整備した。
今回は、その園地内の外灯(太陽光発電)のそばに約45万円の予算で、案内板(高さ約3メートル、幅約1・5メートルの鉄骨、パネル製)を設けた。
玉川峡の略図や丹生ノ滝(にゅうのたき)、五光ノ滝(ごこうのたき)をはじめ、〝玉川五十八石(たまがわごじゅうはっせき)〟の猩々岩(しょうじょういわ)、明神岩(みょうじんいわ)、温泉宿泊施設・やどり温泉いやしの湯、さらに春は桜、秋は紅葉の玉川峡の四季の写真パネルを掲示。下方に橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」の絵と、簡単な説明文を添えている。
玉川峡は6月1日、アユ漁が解禁されたばかりで、近府県から訪れた太公望が、園地で休憩したり、清流・深緑・薫風を楽しむ観光客が、周辺を散策したり。
やどり地域振興協会の上西進(うえにし・すすむ)理事長は、「玉川峡に来られる皆さんからは、この案内板のお陰で〝観光ポイントへ行きやすくなった〟と喜ばれています」と話していた。
なお、上西さんは「今年、玉川峡を訪れる際は、次の点に注意してください」と呼びかけている。
▽注=昨年夏の台風・豪雨により大被害を受けた〝やどり温泉いやしの湯〟上流の玉川沿い国道371号と、橋本市の犬戻り付近の玉川沿い県道は、復旧工事中のため全面通行止め。
▽同温泉へ行くには、橋本市方面から通行OKだが、同温泉から高野山方面へは通行不可。また、九度山町方面から同町内の玉川峡へは通行OKだが、犬戻り付近が通行止めのため、そのまま高野山方面へ行くことはできない。
写真(上)は案内板が新設された五六の淵園地。写真(中)は略図、写真パネルによる五六の淵案内板。写真(下)は東屋、駐車場もある五六の淵園地。