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組木〝チンドン屋〟贈呈~橋本〝笑会〟へ吉田さん

和歌山県橋本市の素人集団「橋本ちんどん笑会」=上田良治(うえだ・りょうじ)会長、会員約30人=に、このほど和歌山市今福5の2の56の工房「と」経営・吉田富彰(よしだ・とみあき)さん(67)から、組木・置物「チンドン屋さん」が贈られた。上田会長は「ユーモラスで、ほのぼのとした作品。会員たちが〝パワーをもらえる〟と喜んでいます」と感謝している。

作品はパズル式に組み立てた置物で、7人のチンドン屋さん一行が、ピンク色の傘を差し、色とりどりの衣装を身にまとい、笛・太鼓・鉦を鳴らしながら、まちを練り歩いている様子。

吉田さんが、今は見られなくなったチンドン屋さんが、素人集団として活躍していることを読売新聞和歌山版で知り、すでに工房に陳列していた作品「チンドン屋さん」を郵送、「頑張ってください」とプレゼント。上田さんが早速、会員に披露したところ、「チンドン屋の心意気が伝わってくる、心のこもった作品」と全員、大喜びだった。

橋本ちんどん笑会は平成24年(2012)8月、橋本・伊都地方の活性化を目指して発足。「紀の川橋本 SUMMER BALL(サマーボール) 」や「あじさい祭り」、橋本のホテルルートインや道の駅「柿の郷くどやま」オープンなど、さまざまな場所でパフォーマンス、イベントを盛り上げている。

工房「と」は、木工芸の好きな吉田さんが、約10年前に設立。工房には紙芝居やサンタクロース、動物など、多種類の組木作品約200点を展示。昔の風物作品では、紙芝居のほか、スイカ割り、アイスキャンディー売り、おしくらまんじゅう、馬乗り遊びなど約20点を陳列。希望者が「こんなのを作って」と写真や絵を持参すると、それに応じて組木作品を制作している。

上田さんは「私たちも郷土を盛り上げますので、吉田さんも立派な作品を作ってください」とエールを送れば、吉田さんも「ボランティアのチンドン屋で、イベント応援するとは素晴らしい」と讃えていた。

会員募集中=「橋本ちんどん笑会」上田会長(電話090・5965・7195)。

組木・置物の問い合わせ=工房「と」=(電話073・425・6178)。

写真(上、下)は吉田さんから「橋本ちんどん笑会」に贈られた組木・置物「チンドン屋さん」。写真(中)は組木・置物「チンドン屋さん」に見入る上田会長。


更新日:2014年5月31日 土曜日 00:00

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