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素人集団〝ちんどん屋〟で古里活性化~団員募集中

にぎやかな鳴り物とユーモラスな動作で練り歩く〝ちんどん屋〟のちからで、不況風を吹き飛ばそうと、和歌山県橋本市で発足した素人集団「橋本・ちんどん笑会」(上田良治会長)は現在、ちんどん屋を演じる団員を募集中で、近く楽器を購入し、本格的な練習に入る。上田会長は「古里を活気づけようと思う有志は、ぜひ入団してください」と呼びかけている。
上田会長は、橋本市議で橋本市商店街連合会会長。昨年夏、木下善之市長から「ちんどん屋でまちの活性化を図りたい」と、発案・依頼があり、議会、商工関係者らが岡山県のプロのちんどん屋を見学したうえ、市議や市職員、商工関係者らで〝橋本・ちんどん笑会〟を結成。第1回ちんどん体験会を開いた。
現在、実働部隊は5人いるが、同笑会では団員をなるだけ増員して、古里の活性化を進めようと計画。世話人32人から寄付金40万5200円を集め、近く約20万円でサックスや太鼓、アコーディオンなどを購入。「ちんどん屋・演技講習会」は毎週2回程度、同市隅田町中島の門前歴史交流館で開催する予定で、講師には神戸大学の卒業生で、同大学ちんどん屋サークル「モダンドンチキ」で活躍した森本明日香さんにお願いすることになっている。
上田会長は「できれば今春から、社会福祉施設を巡回慰問し、高齢者らに昔懐かしい〝ちんどん屋〟を楽しんでもらいたい。ゆくゆくは古里のいろんなイベントに積極的に参加して、雰囲気を盛り上げたい」と張り切っている。
入会費、会費は無料。問い合わせは「橋本・ちんどん笑会=上田会長」(電話090・5965・7195)へ。
写真(上)は、まちを練り歩く〝ちんどん屋〟の風景=「橋本・ちんどん笑会」団員募集のチラシより。写真(中、下)は昨年8月、神戸大学在校・卒業生を講師に、門前歴史交流館で開かれた「第1回ちんどん体験会」の風景。


更新日:2013年2月9日 土曜日 08:56

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