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戦争証言集DVD、87歳主婦寄贈~無料貸し出しへ

和歌山県橋本市のJR橋本駅の「ゆかいな図書館」世話人・阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん(86)方に、横浜市保土ヶ谷仏向町の出版社元編集者・宮本秀子(みやもと・ひでこ)さん(87)から、「戦争のない平和な世界づくりに役立てて」と、自らテレビ録画・整理した「戦争証言集」など16本(DVD約80枚)が贈られた。阪口さんは今年も「終戦記念日」をはさんだ8月1日~31日、同図書館に戦争関連の図書を並べる「戦争文庫」を開く予定で、「宮本さんの戦争証言集はとても貴重です。DVD借用・希望者には、戦争文庫の期間中に限り〝直接手渡し〟で、無料で貸し出したい」と言っている。

このほど贈られてきたのは、例えば「語り継ぐ戦争」(NHK2009年)や「証言記録」(同2010年)、「開戦70周年NHKスペシャル」(2011年)などの歴史的証言集で、戦後63年証言集や兵士たちの戦争、B・C戦犯、人間魚雷、韓国・朝鮮人兵士の苦難、シベリア抑留・少年従軍看護の見た生体解剖など、多種多様な角度から放映された番組を収録。「東京大空襲」や「原爆投下」などもある。また、ドキュメンタリー「学徒兵 許されざる帰還」「鬼太郎が見た玉砕」や、市川崑監督・追悼番組「野火」「ビルマの竪琴」、野坂昭如原作の「火垂るの墓」など映画やアニメなども完全収録されている。

宮本さんは約10年前、認知症のため施設に入所したご主人(89)を看護。やや遅れて宮本さんも入所し、看護生活を続けながら、「戦争証言集」などは、そのかたわら収録してきた。「若いころ身についた〝編集者魂〟がそうさせました」と明るく笑う。

宮本さんは「今回、阪口さんが、ゆかいな図書館で、戦争文庫を開催するなど、活躍されていることを新聞で知り、とても意義深いテレビ番組のDVD保存をお願いすることにしました」と話した。

阪口さんは、「誰が見ても、DVDの中身がわかるように」と、宮本さんが番組名や内容の詳細を、丹念にケースに書き込んであるのを見て、「これは長い歳月、苦心して収録されたDVDです。皆さんには、このDVDから戦争の悲惨さ、平和の素晴らしさを知っていただくとともに、大切に保存したい」と語った。

貸し出し期間=8月1日~同31日。貸し出し場所=〒648・0065 橋本市古佐田1の3の1、阪口繁昭さん方。貸し出し期間=DVD1枚に付き1週間。貸借は直接手渡し。貸し出し無料。

写真(上)は宮本さんから阪口さんに寄贈されたDVD16ケース。写真(中)は詳細に収録項目を書き込んだDVD。写真(下)は戦争関連の映画やアニメなどが収録されたのDVD。

更新日:2014年5月16日 金曜日 00:38

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