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〝畑ごんぼのお茶〟できた!~森岡さん「健康に最適」

和歌山県橋本市西畑・東畑の国城山(くにぎさん)で復活栽培した江戸時代~昭和初期の〝畑ごんぼ〟を使った「はたごんぼ茶」が発売され、好評を博している。製造者の元橋本市職員で森康商店(新宮市)代表の森岡康次(もりおか・やすつぐ)さん(63)は、「ごぼうは高麗人参生薬(こうらいにんじんしょうやく)と同じく、糖尿病や便秘予防、整腸作用などに効能があり、とくに〝畑ごんぼ〟のパワーは桁外(けたはず)れです」とアピールしている。
〝畑ごんぼ〟は江戸時代以来、高野山参詣ルートの一つだった「黒河道(くろこみち)」沿いで栽培。昭和初期以降、途絶えていたが約5年前、地元農家が復活栽培。〝畑ごんぼ〟は山斜面にたくましく根を下ろし、その長さは約1メートルにも及ぶ。
森岡さんは、テレビやネットで話題の南雲吉則(なぐも・よしのり)医師による「ごぼう茶と5つの健康法」を知り、「とくに生命力がたくましく、味わい深い〝畑ごんぼ〟を活かせば、喜ばれるに違いない」と直感。〝畑ごんぼ〟を買い付け、削って天日干しや、乾煎(からい)りを何度もためし、自らも試飲して味わい、効能を確かめたうえ、ティーバッグ・袋詰めの商品「はたごんぼ茶」を完成させた。
同市南馬場で毎週土曜、日曜日に開店している産直市場「くにぎ広場」で発売したところ、「お茶の香りも味も最高」「出がらしを味噌汁に入れるとおいしい」と好評で、さらに「体重を減らすことができた」「便通が良くなった」などと、健康面でも喜びの反響が大きい。
森岡さんは「すでに来年の畑ごんぼの買い付けを済ませました。郷土の畑ごんぼが、皆さんの健康に役立てば、これほどうれしいことはありません」と張り切っている。
「はたごんぼ茶」は、ティーバッグ(2グラム)10包入り1袋700円。問い合わせは、発売元の橋本市隅田町芋生182の7の森康(もりやす)商店(電話0736・34・0984)。
なお、森岡さんは新宮市熊野川町に「あゆ工房」を持ち、「くにぎ広場」では毎月約1回、熊野川の天然アユや天然うなぎを炭火焼きして販売。また「畑ごんぼ」に天然うなぎを巻き付け、国城山の炭火で串焼きの実演販売もしている。
写真(上)は「はたごんぼ茶」を披露する森岡さん。写真(中)は「はたごんぼ茶」の中身のティーバッグ=いい香りがする。写真(下)は国城山中腹での「畑ごんぼ収穫祭」の風景。


更新日:2014年4月12日 土曜日 08:52

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