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紀の川に「棚雲」ができた!~高野山麓にも春一番

「春一番」「春の嵐」が来るという、3月13日の正午過ぎ、和歌山県橋本市の高野山麓を流れる紀の川沿いの空で、珍しく長い帯状の「棚雲(たなぐも)」が生まれ、ふと気づいた一部市民は、その珍しい光景に見入った。 
例えば、同市隅田町中島の高台に立つと、東から西に向かって流れる紀の川は、その空一面に半透明の「棚雲」におおわれ、流域の町々は、すべて霞んで見える。
手前の高架の京奈和自動車道は、走るトラックも乗用車も、はっきりわかるが、遥か丘陵地のあやの台・住宅地あたりは、シルエット状である。
かなり西方へ場所を変えて、同市西畑の柿山に立つと、遥か三石山麓にも、やはり「棚雲」が生まれていて、南海高野線・林間田園都市駅周辺のベッドタウンは、霧のような細かい雨に濡れているらしい。
もちろん手前の紀の川の空は、東西、見渡す限り「棚雲」が広がり、伊都振興局、警察、市役所、商工会館などは、おぼろげにしか見えない。この「棚雲」に呼応するかのように、高野山・極楽橋駅から降りてきた4両編成の南海電車が、「棚雲」と並行して、難波方面へ走り去った。
実際、「春一番」「春の嵐」になったのは、午後3時過ぎのこと。にわかに山河はかき曇り、あっという間に「棚雲」を呑み込んで、一陣の風が吹いたかと思うと、小1時間、瀑布のような雨に見舞われた。
それでも夕刻には、糸のような春雨に変わって、風もおさまり、紀の川も支流の橋本川も、さほど水量は増えていない様子。温泉や居酒屋では、「このまま一気に春が来てほしい」と、客同士話し合っていた。
つくづくと棚雲長し春の昼
                  (水津順風)
写真(上)は橋本市は隅田町中島の高台から見た同市恋野周辺の「棚雲」の光景=左手遠方はあやの台、手前は京奈和自動車道。写真(中)は「棚雲」のクローズアップ。写真(下)は「棚雲」におおわれた紀の川流域のまちの風景=手前は南海高野線を橋本駅へ走る電車。

更新日:2014年3月14日 金曜日 00:14

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