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新鮮ですよ~障害者支援「市場」~市民病院前

和歌山県橋本市小峰台の橋本市民病院の玄関わきで、テント張りのマーケットから、「みなさーん、おいしいよ、新鮮ですよ」と元気な声が聞こえてくる。これは同市内のNPO法人・地域サポートセンターの指定障害福祉サービス事業所「ふれあい工房」の人たち。管理者の植山美千代さんは「障害を持つ皆さんが、病院に出入りされる方々と接し、お客さんが次々と商品を買ってくださる。そこから就労移行、就労継続の大きなパワーをいただています」と喜んでいる。
同玄関わきには、毎週月曜~金曜日の午前9時半~正午、テント張りのマーケットを出店。月曜日は〝就労移行訓練〟の人たち、火曜~金曜日は〝作業継続訓練〟の人たちが販売を担当。障害者らが施設作業所で作った「手作り さをり 織り」の商品やお菓子、地元の支援農家が栽培した大根や白菜などの新鮮野菜と果物が並ぶ。そのほとんどは、市価の3分の1という安値で、飛ぶような売れ行きだ。
このマーケットは、障害者の就労移行支援、就労継続支援を目的に2007年9月、市民病院の快諾を得てオープンした。今では、同病院だけでなく、奈良県五條市の老健施設でも開店し、好評を博する一方、自動販売機の清涼飲料の補充、図書館での書籍並べ作業なども実施。たくましく働いている。
植山さんは「私たちのマーケットは、農家やお菓子屋さん、福祉施設の作業所の人たち、行政、企業など、いろんな方々の協力、ネットワークで成り立っています。〝ふれあい工房〟のみんなが店頭に立ち、お客様に商品を買ってもらうと、確実にパワーをいただくことになり、生き生きした笑顔が生まれます。よろしくお願いします」と語った。
写真(上、下)は橋本市民病院の玄関わきで〝ふれあい工房〟のマーケット店頭に並んだ品々。写真(中)は、活気にあふれている同マーケット。


更新日:2014年3月4日 火曜日 01:09

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