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ああ便利!~京奈和道の〝橋本側道〟が全面開通

和歌山県橋本市を走る〝京奈和自動車道〟の「橋本側道(そくどう)」のうち、最終工事となっていた同市隅田町中島~同町中下(約800メートル)間が完成し、同自動車道・橋本東インター~同市高野口町名倉間の同側道が全面開通した。市民は「これで市内の各地域へ、きめ細かく、スムーズに移動できるようになった」と、側道全通を京奈和自動車道の開通並みに喜んでいる。
「橋本側道」の総延長は、東は京奈和自動車道の橋本東インターチェンジ~西は高野口町名倉の高野口中学校付近(市道高野口2号線)間の約9・7キロ。この側道は、橋本市が市民生活に不可欠として、京奈和自動車道に併設することを要望、これが認められ、建設が着々と進められてきた。
すでに平成24年12月には、京奈和自動車道の橋本インターチェンジ付近の、橋本川や国道371号線や、南海高野線を一気にまたぐ側道・北馬場~東家線〟が開通。「橋本側道」のほとんどが供用開始されていたが、このうちゴミ焼却場跡付近(隅田町中島)~隅田八幡神社付近(同町中下)間が未完成となっていて、丘陵地を削り、道路建設や架橋工事が進められていた。
今回、同区間が完成したことにより、「橋本側道」は全線開通、市民の悲願は見事達成された。道路は上下各1車線、幅は4~6・5メートル。途中、丘陵地と谷合を上下して通るため、急勾配の場所も多いが、「橋本側道」から国道24号線や農免道路など、幹線道路まで南北に市道がつながっていて、市内各地域へ簡単に移動できるようになった。
京奈和自動車道の出入り口は、橋本・伊都地方では橋本東、橋本、高野口、かつらぎインターチェンジの4か所。昔は国道24号線を走り、各地域の商店、民家に立ち寄っていた車は、京奈和自動車道の一部開通により、一気に通り過ぎていく。
その点「橋本側道」は、各地域に通じる市道と南北にきめ細かくつながっており、生活道路として便利なうえ、商工農林の運営次第では、まちの発展に大きく貢献することになる。
「橋本側道」は、すでに通勤マイカーや特別養護老人ホームの送迎車、建設現場へ行き来するトラックなどが走り始めていて、ドライバーらは「信号も少なく、移動時間が大幅に短縮された」と喜んでいる。
写真(上)は旧ゴミ処理場跡付近から隅田八幡神社方面へ走る「橋本側道」=左は京奈和自動車道。写真(中)は旧ゴミ処理場跡付近に建設された「橋本側道」の架橋現場。写真(下)は隅田八幡神社方面から旧ゴミ処理場方面へ走る「橋本側道」=右は京奈和自動車道。


更新日:2014年2月5日 水曜日 00:04

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