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甘い話にご用心!~詐欺頻発~高齢者に呼びかけ

お年寄りを〝ことば巧みな詐欺〟から守ろうと、和歌山県警橋本署・橋本駅前交番と古佐田老人クラブ連合会などは1月29日、JR南海橋本駅周辺の高齢者宅を訪問して、「甘い話にご用心」という警鐘ビラを配布、注意を呼びかけた。
橋本署の話では、同署管内の昨年1年間の詐欺被害件数は5件で、被害金額は約2350万円。県内全域では63件、約2億9700万円にのぼる。今月10日には、橋本市内の90歳代の女性が、警察官を名乗る男からの電話でだまされ、銀行から引き出した約2300万円を、銀行協会員と名乗る男に簡単にだまし取られている。
この日、橋本駅前交番の山本乃弘(のぶひろ)所長ら3人と、同老人クラブ連合会の池永恵司(けいじ)会長ら4人が同交番を出発。先ず、駅前の山形雅哉(やまがた・まさや)さん(78)方を訪問、「甘い話にご用心 おかしいと思ったら110番」という見出しで、詐欺被害に遭う場面のイラストに、「あなたのお金をねらっている 大切なお金のこと〝もうかるよ〟〝預金がダメに〟だまし屋のテクニックで…」などと印刷したチラシを手渡し、「くれぐれも注意を」と呼びかけた。
山形さんは「これまで2回、不審なはがきが届き、警察に届けました。最近、とくに被害が相次いでいるので、注意してくれてうれしい。ビラは電話の近くに貼っておきます」と話した。
山本所長や池永会長らは、初日に約21軒、その後も約30軒の高齢者宅を回る予定。一方、橋本市も2月17日午前10時から、古佐田区民会館で「頻発する悪質詐欺に騙(だま)されない勉強会」を開催、高齢者に注意を促すことになっている。
写真(上)は山形さん=右=に「詐欺注意」を呼び掛ける橋本駅前交番の山本所長=左=と同老人クラブ連合会の池永会長。写真(中)は女性が披露する「甘い話にご用心」のビラ。写真(下)は橋本駅前交番から高齢者宅へ向かう駅前交番所員や同クラブ連合会の人たち。


更新日:2014年1月30日 木曜日 00:04

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