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鎌倉大将軍社・どんど焼き~しめ飾り焚いて神送り

和歌山県橋本市古佐田1丁目の鎌倉大将軍社(かまくらだいつょうぐんしゃ)で、1月19日の日曜日、同大将軍社の鎌倉講=加藤千佳夫(ちかお)代表ら11人=主催の〝どんど焼き〟神事が営まれた。
加藤代表らは午前7時、「鎌倉大明神」と染め抜いた白い法被(はっぴ)姿で参集し、大将軍社東側の空地で〝どんど焼き〟を開始。雪が舞う中、市民らが自宅から持参した〝しめ縄〟などの正月飾りや、去年の〝お札〟などを〝どんど焼き〟の火に投げ入れて合掌。昨年の無事に感謝し、今年の無病息災を祈った。
橋本地方でも〝どんど焼き〟は15日の神事で、元旦に正月飾りをして神様を迎え、その正月飾りを〝どんど焼き〟で焚いて神様を送っている。しかし、この神事を伝承する鎌倉講の人たちは、JR南海橋本駅の周辺の商店主が多いため、仕事の都合上、やむを得ず1月中旬の「日曜日」に行っている。
近所に住む「橋本市まちの史料保存会」代表の村木宏さん(83)は「鎌倉大将軍社は、終戦間もない頃、浄泉寺(じょうせんじ)・延命地蔵尊と、塩市仲間(しおいちなかま)の石灯籠(いしどうろう)の東隣に造られました」と説明。
お年寄りらは「もしも、鎌倉大将軍社がなければ、約300メートル離れた、将軍地蔵尊を祀る愛宕大権現(あたごだいごんげん)・愛宕山まで行かなければなりません」と、地元に続く〝どんど焼き〟神事を喜んでいた。
写真(上)は鎌倉大将軍社わきで〝どんど焼き〟をして合掌する鎌倉講の人たち。写真(中)は〝どんど焼き〟の火に投げ込まれる正月飾り。写真(下)は鎌倉大将軍社で加藤代表から〝お札〟を受け取る女性=阪口繁和さん撮影。


更新日:2014年1月20日 月曜日 00:02

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