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〝どんど焼き〟で神送り~橋本・愛宕山で幸せ祈願

和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(岩西彰真住職)所領の愛宕大権現・愛宕山で、1月15日、地元有志80人でつくる「あたご会」(笹山積穂会長)主催の〝どんど焼き〟神事が行われた。
〝愛宕山〟別当の岩西住職が本尊・将軍地蔵を祀る本殿に向かって般若心経を読経し、集まった大勢の善男善女も唱和して合掌。
境内に4本の竹を立て、綱を張り、御幣(ごへい)を垂らし、結界を設けた中央で、薪に火をつけ、次々訪れる市民が、去年のしめ縄や、おみくじ、お札、お守りなどを持ち寄り、燃え上がる炎に、投げ入れた。
善男善女は〝あたご会〟が振舞ってくれた善哉(ぜんざい)をいただいたり、どんど焼きに手をかざしたりして、底冷えする体を温めながら、「昨年は東日本大震災や紀伊半島大水害で、多くの犠牲者を出してしまった」「今年はどうか平穏な日々でありますように」などと、話し合っていた。
また、この日〝あたご会〟は「愛宕大権現」などと染め抜いた彩り豊かな旗40本を愛宕大権現に寄贈した。岩西住職は「歳末には正月飾りをして、元旦に神様を迎え、〝どんど焼き〟は、古い正月飾りを焚いて、神様をお送りする神事です。素晴らしい伝統行事を地元の人々に守っていただいて、心から感謝しています」と話していた。
写真(上)は愛宕山で行われた〝どんど焼き〟(中)はどんど焼きでしめ縄を焚いて神を送る(下)は愛宕大権現に寄贈される旗


更新日:2012年1月15日 日曜日 22:22

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