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ブラバンで心癒してね~市民病院で初芝橋本中高生
和歌山県橋本市小峰台の学校法人・初芝橋本中学高校(上里昌輝校長)のブラスバンド部は、1月17日、すぐ東側の橋本市民病院(石井敏明管理者)の「院内コンサート」に出演、玄関ホールで患者や見舞客らに計7曲を演奏して、楽しい〝ブラバンタイム〟を提供した。
顧問の新宅一家(しんたく・かずいえ)講師と、中山岳(たけし)教諭率いる部員23人(中学6人、高校17人)が、それぞれフルート、サックス、クラリネット、ホルンなどの楽器を持ち、学生服姿で登場。石井管理者が、出演に対する謝辞を述べた後、演奏を始めた。
だれにも親しまれている「銀河鉄道999」や「きよしのズンドコ節」など6曲をアンサンブルで合奏すると、患者や検診、見舞客らが聴き入り、1曲終わるごとに大拍手。最後に全員でNHK朝ドラ「あまちゃんオープニングテーマ」を、リズミカルに演奏すると、聴衆全員から手拍子が起き、喝采を浴びていた。
同部は昨年8月、第49回和歌山県吹奏楽コンクール・高校の部で銀賞を受賞。12月の伊都地方アンサンブルコンテストでは、金管8重奏で金賞を受賞している。
平素は市内のナチュラルブレイクや花まつり、橋本マラソン大会など、各種イベントに出演し、雰囲気を盛り上げているが、院内コンサート出演は初めて。
部長で同高校2年の樽谷和佳奈(たるたに・わかな)さんは「患者の皆さまや、この場におられる皆さまに、元気になってほしい、心の癒しになってほしい、と心を込めて演奏しました」と明るく話した。
石井管理者は「院内では2か月に1回の割で、クラシック・ミニコンサートを開催していますが、今回初めて、初芝橋本中学高校のブラスバンド部に演奏をお願いしました。大勢の方々の心が癒されたと思います」と喜び、中山教諭は「またお話があれば、可能な限り、出演したいと思います」と話した。
写真(上)は「あまちゃんオープニングテーマ」を全員で演奏する初芝橋本中学高校ブラスバンド部。写真(中)は美しいフルートの音色を披露する部員たち。写真(下)は生徒たちの演奏に耳を傾ける患者や見舞の人たち。