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珍味〝畑ごんぼ・うなぎ巻き〟~森岡さん実演販売

和歌山県新宮市熊野川町に〝あゆ工房〟を持つ同県橋本市隅田町の元橋本市職員・森岡康次(やすつぐ)さんは、同市南馬場の産直市場「くにぎ広場」で、毎月約1回、熊野川の天然アユや天然うなぎを炭火焼きして販売し、「さすがに天然もの、しびれるほどの、うまさ」と好評を博している。
森岡さんは、もともとアユ・アマゴ釣りが趣味で、「熊野川の天然ものを、紀北地方の人たちに食べてもらおう」と、定年を待たず市役所を退職し、平成22年春から、川魚の加工販売を実践。
熊野川で自ら渓流釣りに挑むとともに、川漁師から獲物を仕入れて、真空パック詰めにした〝あぶり鮎(あゆ)〟〝あぶり岩魚(いわな)〟〝あぶりアマゴ〟などの逸品を、橋本地方の温泉宿泊施設や小料理、釜飯屋などに卸し、今年6月からは、学文路天満宮・鳥居西側広場の産直市場「くにぎ広場」で、自ら炭火焼きを実演し、天然アユや天然うなぎなどを販売している。
12月28、29両日は、同市西畑の国城山中腹で復活栽培されている江戸時代の名物「畑ごんぼ」に、料理した天然うなぎ1匹を巻き付けたり、天然アユを塩でまぶしたりして、国城山の炭火で串焼き実演販売。小雪がちらつくき、あたりに芳ばしい香りが漂う中、お客さんは「家族に食べさせる」「友だちにあげたい」などと、焼き上がりを待っていた。
国城山中腹で建設中の河南農道わきには、平成27年(2015)に、農事組合法人「くにぎ広場・農産物直売交流施設組合」(岡本進組合長)が「農産物販売・農家レストラン・加工体験・観光交流センター」を開設する予定で、この「くにぎ広場」はその〝実験店舗〟。毎週土曜、日曜、祝日の午前9時~正午に開店し、地元の名物〝畑ごんぼ〟をはじめ、季節の野菜や果物、花などを販売している。
森岡さんは「ここに来るのは毎月1回程度ですが、西畑の〝畑ごんぼ〟と熊野川のうなぎを合わせた料理については、さらに創意工夫を重ねたい」と意欲を見せ、岡本組合長は「森岡さんの天然の川魚販売が加わって、当市場は活気づいています。皆さん、ぜひ気軽に立ち寄ってください」と呼びかけている。
「熊野川の川魚」についての問い合わせは、森岡さん(携帯電話090・7090・0023)へ。
写真(上)は熊野川の天然うなぎを炭火であぶる森岡さん=左手前。写真(中)は炭火であぶる熊野川の天然や、畑ごんぼの天然うなぎ巻き。写真(下)は賑わう産直市場「くにぎ広場」。


更新日:2013年12月30日 月曜日 00:47

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