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ご無事で正月帰省を~橋本の平野部、3日続き積雪

和歌山県橋本・伊都地方は、12月27日午後から29日午前にかけて、山岳部だけでなく、平野部でも断続的に降雪があり、橋本市役所周辺の市街地では約2センチ、国城山の山頂では約6センチ以上の積雪となった。
28日早朝、紀の川南岸にそびえる国城山は、空から垂れ下がる雪雲にけぶり、北岸流域の市庁舎や市民会館、商工会館をはじめ、商店、民家の屋根という屋根は、今冬一番の美しい雪化粧。産直市場「くにぎ広場」では、買い物客の肩に霰(あられ)がはじけていた。
また、同市矢倉脇の温泉宿泊施設「紀伊見荘」から見える三石山(みついしやま)の山麓も、一休禅師の兄弟子・養叟和尚(ようそうおしょう)ゆかりの養叟庵や、南海高野線・紀見峠駅周辺の山里は、まさに白銀の世界。少し高見にある同荘の温泉客は、降りしきる雪景色と、その中を走る電車を眺めながら、「あぁ、幸せ。いい年の瀬や」と、呟(つぶや)いていた。
牡丹雪は時折、霰(あられ)、霙(みぞれ)、時雨(しぐれ)に変わり、夕刻には日矢(ひや)となって、降り積もった雪は、たちまち消えていく。橋本・伊都地方では27日にも、平野部で雷鳴(らいめい)がとどろく中、雪が積もり、29日早朝にも雪が降ったため、この日、今冬初の3日続きの積雪となった。
東京、名古屋、大阪、福岡など、大都市で働いている橋本出身者の多くは、間もなく帰省するが、家族は「雪が交通機関に影響しないように」「同じ降るなら正月三が日だけに」と祈っている。
写真(上)は白銀の世界となった橋本市役所や橋本商工会館周辺のまち。写真(中)は国城山方面から見た橋本の雪景色。写真(下)は紀伊見荘から眺めた積雪の養叟庵周辺の家々。


更新日:2013年12月29日 日曜日 01:27

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