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手作りアクセサリー再び被災地へ~闘病・西村さん

和歌山県橋本市胡麻生の主婦・西村志津子さん(78)は、手作りの折鶴や貝殻アクセサリーなどを、東日本大震災の被災地に贈り、「心が和む」と喜ばれている。闘病中の西村さんは、「私には何の力もありませんが、〝手芸支援〟でよかったら」と、今後も作品を贈る予定で、心から復興を祈っている。
西村さんは幼少期から手芸が大好きで、約8年前から家事の合間をみては、〝手芸三昧(ざんまい)〟の日々を過ごしている。
その作品は、色紙を折って作った〝めでたい折鶴〟 紐(ひも)や貝殻で作った〝アクセサリー〟置物として作った〝傘飾り〟などで、いずれも丹精込めて仕上げた逸品ばかり。
平成23年(2011)の東日本大震災に際しては、その後の春と夏の2回、NPO法人グローバルヒューマン(東日本大震災復興支援本部)を通じて、被災地に〝めでたい折鶴〟700羽と〝アクセサリー〟1000個の計1700作品を贈った。
その時、西村さんは「私には何も力になることができません。老人会で習った手作りの物ですが、一つひとつ、心を込めて作りました(一部略)」と記した手紙を添えたところ、これを仲介した市役所担当者から「被災者の方々は、〝大変、元気をいただいた〟と、喜んでおられます」と報告があり、「私の手芸が、少しはお役に立てたらしい」と、胸をなでおろした。
ところが、西村さんは翌24年5~6月、胃腸病などで橋本市民病院に入院。退院後は作品の制作数も少なくなり、続けて被災地に贈呈することができなかった。しかし、最近は闘病生活の中で、午前10時から午後5時までの間、ヒマを見つけては〝手芸三昧〟を復活させた。
今年9月には大中小の〝傘飾り〟約40セットを地元・橋本ニュータウンの高齢者でつくる「清涼会(せいりょうかい)」の方々にプレゼント。自宅に置いている残りの〝傘飾り〟約40セットは、新たに作るアクセサリーとともに、改めて東日本・被災地に贈る予定。
近所に住む友人の米田艶子さん(70)は、その生き方に感激するとともに、「西村さんからいただいた作品は、皆さん、自宅に飾ったり、帽子や服に飾ったりしています。また、東日本の方々にも喜ばれていて、私たちも、その素晴らしい手芸作品から、大きなパワーをもらっています」と称賛。西村さんは「私は手芸に夢中になっている時が最高の幸せで、今後も手芸品を作り続けます」と明るく話した。
写真(上)は西村さんが貝殻で作ったアクセサリー。写真(中)は手芸が大好きという西村さんとその作品の数々。写真(下)は西村さんが紐で作ったアクセサリー。

更新日:2013年10月23日 水曜日 20:36

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