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妙楽寺住職と有志ら寒行托鉢~台風被災地へ浄財

    民家の軒先で寒行托鉢する岩西住職と男女有志ら
    民家の軒先で寒行托鉢する岩西住職と男女有志ら
    民家の軒先で寒行托鉢する岩西住職と男女有志ら
    一心不乱に般若心経を唱える岩西・妙楽寺住職
    民家の軒先で寒行托鉢する岩西住職と有志ら
    民家の軒先で寒行托鉢する岩西住職と有志ら

和歌山県橋本市東家3丁目、真言律宗・丹生山薬師院「妙楽寺」の岩西彰真住職(32)と東家区・有志6人は12月23日、地元の商店、民家約116軒を巡り、「台風12号災害義援金」をお願いする寒行托鉢を行った。岩西住職が地元で寒行托鉢を行うのは初めて。
同寺は820年(弘仁11)に嵯峨天皇の勅願で弘法大師・空海が創建。戦火をこうむり何度か再建を繰り返したが、今秋、ついに本堂と庫裏の屋根が老朽化のため崩落した。同寺は昔から檀家を持たないため、再建資金がまったくなく、東家区は「妙楽寺再建再興委員会」を設け、歴史的寺院をどうすべきか検討を重ねている。
この日、岩西住職は民家や商店の軒先に立ち、首に輪袈裟(わげさ)を掛けた男女有志とともに読経。店主らは「ご苦労様です」と浄財を手渡していた。妙楽寺近くに住む民生、児童委員の安田章伍さん(64)は、「今年は災害の多い年でしたが、来年は良い年でありますように」と願っていた。
岩西住職は、高野山真言宗・総本山金剛峯寺の松長有慶座主・管長の〝随行〟を務める厳しい修行中の僧侶。「きょうは地元の安寧と、台風被災地の復旧を祈りました。集まった浄財(10万4900円)は、すべて橋本市を通じ、被災地の復旧復興に生かします」と説明。妙楽寺の復旧復興について、東家区の森下功区長(63)は「皆さんに今の妙楽寺の状態を、ご理解いただきたい、という思いはあります。皆さんの意見を拝聴しています」と話していた。
同寺は淳和天皇(786~840)のとき、空海の姪・如一尼が賜って以来、尼寺として存続。何度も再興を繰り返したが、本堂と本尊・薬師如来座像、脇侍(わきじ)・大日如来座像、同・薬師如来座像の3体(県重要文化財)は焼失を免れ、今は橋本市郷土資料館で保存されている。


更新日:2011年12月23日 金曜日 13:54

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