ニュース & 話題

地車模型が登場~秋祭り控え~橋本駅前観光案内所

郷土色豊かに繰り広げられる和歌山県橋本市の秋祭りを控えて、JR南海橋本駅前の「はしもと広域観光案内所」は、初めて土産物売り場に地車(だんじり)の模型2台を飾り、「ぜひ見物にきてね」とPRを始めた。
地車は橋本市観光協会の畑野富雄会長が、自己所有の1台と、地元の松山製材の松山雅昭社長から借りた1台を持参、秋祭り終了時まで同案内所に飾ることにした。
1台は象牙製らしく真っ白で、高さ約30センチ、長さ約35センチ、幅約20センチの大きさ。大屋根の下は朱色の幕をたらし、小屋根の後ろには「御祭禮」と金色の刺繍(ししゅう)を施した旗、地車の周囲は馬上の武者など、合戦風景を彫刻している。
もう1台は木製で、高さ約27センチ、長さ約40センチ、幅約17センチで、大屋根の四方に風鐸(ふうたく)のような金色の金具飾りがぶら下がり、前テコと後ろテコもしっかり工作、「御祭禮」の旗は、朱色地に黒字で染め抜いている。
同観光案内所の話では、橋本の秋祭りは、先ず10月5日(土)、6日(日)の両日、隅田八幡神社の地元4地区から、郷土伝統の担ぎだんじり4台と、神社の御輿(みこし)1台のほか、こども御輿など5台が出て、古き良き時代の祭礼を挙行。
次に同月12日(土)、13日(日)の両日は、相賀大神社、相賀八幡神社、牛頭天王社の地元11地区から、和歌山県無形文化財の〝舟楽車(ふなだんじり)〟や、一般に知られた大阪・堺型の地車など計11台が練り歩く。
このほか、同月26日(土)、27日(日)には、学文路(3地区)で地車が曳行されるなど、秋祭りは紀の川北岸の上流域から南岸下流域へと進むことになる。
橋本市観光協会の南出幸代さんは「橋本駅前に地車が集まる10月13日には、祭りが終わる午後7時頃まで、観光案内所をオープン。問い合わせや土産物販売などについて、対応いたします」とにっこり。
畑野会長は「少子高齢化と言われる中、橋本の秋祭りは大勢の若衆が参加。しかも、五穀豊穣を祈って、紀の川筋らしい昔ながらの祭囃子も流れます。ぜひ、連れもて、お越しください」と言っている。
写真(上)は、はしもと広域観光案内所に飾られた地車模型。写真(中)は象牙製らしく真っ白な地車模型。写真(下)は木製のしっとり落ち着いた地車模型。


更新日:2013年9月13日 金曜日 15:04

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事