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ろうそく10万本で先祖供養〜13日高野山奥の院
ご先祖や無縁仏を供養する恒例の「ろうそくまつり」(万灯供養会)が、8月13日(火)、和歌山県高野町の高野山・奥の院で営まれる。今夏はろうそくまつり40周年記念の〝横笛&ギター〟のミニコンサートも開催する予定で、楽しい〝音と光〟の祭典になりそう。
ろうそくまつりは、同実行委員会が主催、高野町青少年団体連絡協議会が共催する。
奥の院・参道は、一の橋から弘法大師・御廟(ごびょう)までの約2キロ。ここには古い石畳が続き、あたりは千年杉の木立におおわれ、戦国大名や庶民の無数の墓石群が建っている。
ろうそくまつりは約1000年間、燃え続けているといわれる、奥の院・灯籠堂の火をいただき、ろうそくに移す。参拝者は無料配布された計10万本のろうそくを、参道脇に設けられた燭台に立て、手囲いしながら火を点し、合掌して先祖供養する。
なお、奥ノ院の英霊殿前で灯す祈心灯(きしんとう)については2個500円、足元を照らしながら歩く提灯(ちょうちん)は1個1000円。希望者は一の橋か中の橋付近で求めればいい。
同祭典は午後7時から開始。今夏は祭典に先立ち午後6時から30分間、一の橋付近で竹弦囃子(ちくげんばやし、横笛・山田路子さん、ギター・愛川聡さん)による「ろうそくまつり40周年コンサート」を開催。8月11日(日)にも午後1時半から、高野山大学「黎明(れいめい)館」で、竹弦囃子による「親子を護るコンサート」が開かれる。
奥の院・参道のトイレは参道内や参道入り口付近に数ヶ所ある。参道内は蚊が多いので、防虫スプレーなどの携行が賢明。参道内での飲食は禁止で、参道入り口付近にレストランがある。中の橋駐車場には屋台も出る。駐車場は混雑するので、主催者側は公共交通機関の利用をすすめている。
問い合わせは高野町まち未来課(電話0736・56・3000)。
写真(上)は「ろうそくまつり」をPRするポスター。写真(中、下)は昨年のろうそくまつりの光景。