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園児らまちの美化&交通安全学ぶ〜褒美に色紙独楽
〝わかやま夏の交通安全運動〟が始まった7月11日、和歌山県橋本市の市立橋本幼稚園=美濃部伸子(のぶこ)園長=の園児たちは、橋本署・橋本駅前交番所のお巡りさんから〝横断歩道の渡り方〟を学ぶとともに、まちのゴミ収拾を行った。その褒美として園児らは、地域ボランティアの清水禎子(さだこ)さん(80)から手作りの〝色紙独楽(しきしごま)〟をプレゼントされ、大喜びだった。
この日、4歳と5歳児24人が幼稚園を出発。橋本市役所や橋本市民会館わきの駐車場付近で、ゴミ収拾に汗を流した。園児たちは、紙類やたばこの吸い殻、ペットボトルなどを、ハサミでつかむと、橋本駅前交番所=山本乃弘(のぶひろ)所長=のお巡りさんが差し出したゴミ袋に次々と投入。あたりはたちまちきれいになった。
この後、橋本市保健福祉センター前の横断歩道付近に集合。お巡りさんが「はい、右見て、左見て、もう一度右…」と、お手本を見せた後、園児らはしっかり手を上げて、お巡りさんと一緒に横断し、正しい渡り方を心に刻んだ。
清水さんは、この日のために、2日がかりで作った〝色紙独楽〟約60個を、同センター・ロビーの卓上に用意。園児の前で、指で回して見せ、さらに園児にも回して遊ばせた後、〝色紙独楽〟2個ずつを入れた〝ご褒美袋〟を、園児一人ひとりにプレゼント。「みなさん、えらかったねえ」と褒めると、園児たちは「ありがとう」と笑顔でこたえていた。
美濃部園長は「きょうはほんとうにいい体験をさせていただきました」と話し、橋本駅前交番所、地域ボランティアの人たちに感謝していた。
写真(上)はお巡りさんが差し出したゴミ袋にハサミで拾ったゴミ類を入れる橋本幼稚園の園児たち。写真(中)は橋本署・橋本駅前交番所のお巡りさんから横断歩道の渡り方を学ぶ園児たち。写真(下)清水さん手作りの〝色紙独楽〟を回して喜ぶ園児たち。