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わあ便利〜高野山初の24時間営業・コンビニ開店

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)で、7月9日、24時間営業のコンビニエンスストアが、初めてオープンした。山内寺院や住民はもちろん、参拝・観光客から「とても便利になる」と喜ばれている。
オープンしたのは「ファミリーマート高野山店」=東直樹さん(50)経営=で、店舗は鉄骨平屋約151平方メートル、売場面積は約119平方メートル。
場所は根本大塔のある壇上伽藍(だんじょうがらん)から、国道を隔てた向かい側にあり、大門からは霊宝館へ向かう途中の右側にある。
弘法大師が開いた高野山真言宗総本山・金剛峯寺のある霊峰・高野山だけに、店舗の外観は高野町景観条例に基づき、しっとりと落ち着いた民家風に構築、屋根は灰色、壁は茶色にして、周囲の風景に調和させた。
販売品目は、全国のファミリーマートとほとんど変わらないが、聖地・高野山の食事は、精進料理が基本であることから、同店では、生肉や生魚は置かないように配慮し、肉・魚に関しては加工品のみ並べることにした。銀行のATM(現金自動預け払い機)も備えている。
高野山の山内人口は2600〜2700人、参拝・観光客は3000人前後と言われ、高野山は今、平成27年(2015)の「高野山開創1200年記念大法会」に向けて、国内外から脚光を浴びている。
これまでは深夜、どうしても必要となった品物は、山麓のまちのコンビニエンスストアまで、車で往復1時間〜1時間半もかけて、買いに走ったが、今後は、いつでも地元で簡単に買い物ができる。
東さんは、すでに山麓の橋本市のファミリーマート学文路店、かつらぎ町の同かつらぎ大谷店を経営しているが、今春、「高野山での営業」について打診があり、「皆さんの利便性向上や発展に貢献できるなら」と、3店目の開店を決心したという。
とくに宿坊に泊まる参拝・観光客らは「きょうからは惣菜でも飲み物でも、ほしい時には、すぐに、気軽に買うことができます」と喜んでいる。
写真はいずれも高野山にオープンした24時間営業のコンビニ「ファミリーマート高野山店」。


更新日:2013年7月10日 水曜日 00:30

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