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薫風・新緑の高野山〜大伽藍、霊宝館、蛇腹道〜

和歌山県高野町の霊峰・高野山(標高約850メートル)は、薫風・新緑の季節を迎え、国内外から訪れる参拝・観光客の心を潤している。
高野山真言宗総本山・金剛峯寺の壇上伽藍(だんじょうがらん)では、朱塗りの根本大塔をバックに、桜若葉が風にそよぐ。
とくに薫風の心地よいのは、金剛峯寺わきの「六時の鐘」付近から、国宝・不動堂わきの石段まで続く蛇腹道(じゃばらみち)。
ここは毎年秋、もみじや楓(かえで)、銀杏(いちょう)、櫨(はぜ)、桜などが紅葉するが、今は、すべて新緑におおわれ、沿道の塔頭とともに一幅の絵画を成している。
また、霊宝館の入り口付近では、一部で季節外れの紅葉も見られ、それとは対照的な新緑が、ことさらに初々しく、緑を滴らせている。
ちょうど壇上伽藍では、極彩色の天井・壁画がみられる「西塔・内観」が行われ、霊宝館では密教の法具・仏具の春季企画展「悠久の美〜高野山の金工品」が開かれており、その参拝・観光客らが、その行き帰りに、周辺の薫風、新緑を楽しんでいる。
「西塔・内観」は6月2日(日)まで。無料。「悠久の美〜高野山の金工品」は7月7日(日)まで。有料。
写真(上)は壇上伽藍の根本大塔をバックに風にそよぐ桜若葉。写真(中)は新緑におおわれた壇上伽藍の蛇腹道。写真(下)は一部紅葉も見られる霊宝館付近の新緑。


更新日:2013年5月27日 月曜日 13:16

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