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ツバメ夫婦〝藤の寺〟に飛来〜目下、抱卵中

美しい藤の花房が垂れる和歌山県橋本市菖蒲谷94の高野山真言宗・子安地蔵寺の山門に、今春もツバメ夫婦が飛来し、島田弘恭住職(51)や参拝・観光客が、やさしく見守っている。
山門は長屋門形式で、ツバメ夫婦は、その入り口の天井に巣作り。今年も4月15日頃に飛来し、田畑の土や枯れ草をくわえてきて、既存の巣を丁寧にリフォーム。今は産卵をすませ、抱卵期に入っている。
同寺は名高い「関西花の寺25か所」の一つ。今年の大型連休は、ちょうど薄紫の〝九尺藤(くしゃくふじ)〟が見頃を迎え、関西一円から大勢の参拝・観光客が訪れている。
そこで、同寺では山門・天井の巣の下に受け板を設けて、フンの落下を防止するとともに、ツバメが夜も巣に戻りやすいように、電灯をつけた。
島田住職は「当寺では、藤だけでなく、四季折々の花も栽培していますし、ツバメだけでなく、ウグイスやメジロなど、かわいい野鳥も沢山やって来ます。すべて歓迎したいです」と語った。
一方、地元には木造瓦屋根の旧家が多く、そこにも沢山のツバメが飛来ている。家人はツバメが出入りできるように、終日、少しだけ戸を開放していたり、天敵(ヘビ)の侵入を防ごうと、巣の下に農具類などを置かないよう配慮したりしているという。
写真(上、中)は4月15日頃、子安地蔵寺・山門に飛来したツバメたち。写真(下)は子安地蔵寺・山門の巣で抱卵中のツバメ。


更新日:2013年5月1日 水曜日 09:54

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