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玉川漁協組合長に山本さん就任~玉川峡の自然守る

高野山麓の和歌山県橋本市、九度山町、高野町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)の玉川漁業協同組合長に、理事の山本秀次さん(71)が選ばれ、4月1日就任した。任期は3年間で、山本組合長は「先人の意志を受け継ぎ、清流を守り、太公望に喜んでもらう」と張り切っている。
玉川漁協は組合員約380人で構成。玉川峡は「高野山町石道玉川峡・和歌山県立自然公園」で、とくに組合理事や監事は、玉川の清掃や道路補修、水質監視、アユ・アマゴの放流、家族連れ対象の釣り教室開催など、玉川峡の自然と人々の共生に取り組んでいる。
山本さんは若い頃から、大の渓流ファンで、約50年前に同組合に入会。先輩の組合長や組合員と一緒にアユ・アマゴ釣りを楽しむとともに、玉川峡の環境保全に尽くしてきた。
今回、前組合長の上西進さんと交代、組合の舵取り役となる。相談役に就任した上西さんは、「山本組合長は、長らく自営業を続けてこられただけあって、人柄が大きく、組合をまかせられます」と話し、山本さんは「玉川峡を知り尽くし、人生経験豊富な上西さんと、いろいろ相談しながら、玉川峡をよりよくしていきたい」と語った。
山本さんは娘3人、孫2人で夫婦2人暮らし。最近、和歌山県内の漁協役員が、和歌山県警に恐喝容疑で逮捕されている事件について、「当組合はガラス張りで、完璧な明朗会計。一点の曇りもありません」と堂々と断言。「そんなことより、どうすれば皆さんに喜んでもらえるか、どうすれば玉川峡の自然を守り続けられるか。組合員一同、協力して頑張りたいと思います」と誓った。
写真(上)は玉川漁業協同組合長に就任した山本さん。写真(中)はアマゴ釣りの家族連れを見守る山本さん。写真(下)は玉川峡で開かれた〝ファミリーアマゴ釣り教室〟で説明する山本組合長。


更新日:2013年4月2日 火曜日 08:38

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