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初午に珍しい〝魚まき〟~善男善女が大歓声

厄年の人が餅まきをして難を逃れる〝初午(はつうま)の日〟の3月17日、和歌山県橋本市賢堂1114の1、奈和建設の乾芳之社長(52)は、珍しく鯖(さば)や秋刀魚(さんま)などを大量にまいて、大勢の市民を喜ばせた。
用意した鯖(体長約40センチ)は32匹、秋刀魚(同25センチ)は50匹。ほかに、うどん玉やお菓子、パン、納豆など、餅以外の種類はバラエティーに富んでいる。
乾社長は午後4時過ぎ、同社ガレージの屋根から、「長引く不景気の中、皆様のお陰で、当社は順調です。地域の皆様、もし困った事があれば、小さな事でも相談してください。今年も皆様のご健勝、ご活躍を祈ります」と挨拶すると、集まった約200人の市民から、大きな拍手が巻き起こった。
この後、乾社長と妻喜代美さん(49)、それに長男(25)と二男(23)が、先ず餅まきやお菓子まきを行い、最後に鯖や秋刀魚を空高く投げると、下で待ち構えた善男善女は「こっちへ投げて」「わあ、すごい」と大歓声。大きな鯖や秋刀魚が、風を切って、高らかに宙を舞っていた。運よく拾うことができた女性や子供たちは「これ、すごいでしょ」と胸を張り、目を輝かせていた。
乾社長の話では平成11年(1999)、41歳の厄年の時から毎年、初午にこの〝魚まき〟を続けてきた。妻の喜代美さんは「私が子どもの頃、家人が餅まきの日に、魚をまいていた記憶があり、私たち夫婦も実践してみた」と述懐。乾社長は「それを皆さんが、とても喜んでくれたので、厄年だけでなく毎年〝魚まき〟を続けてきました。皆さんの笑顔を拝見すると、やめられません」と笑顔で話した。
来年の「初午」は3月12日だが、同社の〝餅まき&魚まき〟は、3月9日(日)午後4時から行うことにしている。問い合わせは同社(0736・32・3733)へ。
写真(上)は初午でまく鯖と秋刀魚を披露する乾社長(左)と妻喜代子さん(右)。写真(中)は珍しい初午の〝魚まき〟をする乾社長ら。写真(下)は鯖や秋刀魚を拾って大喜びの女性や子どもたち。


更新日:2013年3月18日 月曜日 01:46

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