ニュース & 話題
ボランティア体験フェア~新〝福祉の拠点〟初開催
今月オープンした和歌山県橋本市東家1丁目の社会福祉の拠点「橋本市保健福祉センター」で1月27日、第15回「ふれて・学んで・楽しんで ボランティア体験フェアー」が開かれ、大勢のボランティアサークルのメンバーが参加、改めて高齢者や障がい者を支援する絆(きずな)を深めた。
橋本市ボランティアサークル連絡協議会、橋本市社会福祉協議会ボランティアセンター主催。
同センター3階の多目的ホールで開会式があり、邦楽グループ「和楽音(わらね)」代表の辻本公平さんと、アコーディオングループ「ベローズフェロー」代表の西辻善則さんの2人が、尺八とアコーディオンで、ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」をオープニング演奏した。
同ボランティアサークル連絡協議会の山本みや会長が「このように立派な福祉の拠点ができてうれしい。ブーケの花を咲かせるように、皆さん、根っこで一緒になって頑張りましょう」と挨拶。これを受けて、同社会福祉協議会の中西健会長が「弱い人たちに希望と光を与えてくれる皆さんに感謝しています」と礼を述べた。木下善之市長は「高齢者は体力づくりが大切。ここはコミュニティーバスの発着の基にしているので、施設を有効に活用してください」と挨拶した。
この後、市立紀見小学校5年生の平田湧大くんら7人が、それぞれ1年生の時から福祉施設を訪れ、高齢者と七夕飾りを作ったり、認知症のことを学んだり、様々な活動をしてきたことを発表。市立高野口小学校・児童長の森田麻友美さんは、高野口が大好きと言い、高野口駅で美化活動したり、高齢者と共に大正琴をひいたりしたことなどを発表。会場から拍手が起きていた。
また、手話サークル「こゆび」の15人が、防災紙芝居「災害SOS~ともちゃんと大切なひとたち」を上演。災害時でも皆で協力するので大丈夫と安心感を伝えた。
このほか、こころのケアボランティア虹の会による
「色あそび」、手話サークルおやゆび・こゆびによる「気軽に手話体験してみませんか」、はしもと傾聴ボランティア青い鳥による「あなたの思い 何でも聴きます」、ボランティアサークルことぶきによる「車イス体験」、ベローズフェローのアコーディオンや、和楽音の邦楽ミニコンサートなどもあり、会場は楽しい雰囲気でいっぱいだった。
写真(上)はオープニング演奏する和楽音の辻本さん=右=とベローズフェローの西辻さん。写真(中)は開会の挨拶をする山本みや会長。写真(下)は防災紙芝居「災害SOS」を上演する手話サークル こゆびの皆さん。