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紀北工の双子姉妹が大活躍、重量挙げ&マイコンカー

和歌山県立紀北工業高校(和歌山県橋本市)2年生の双子姉妹が、ウエイトリフティングの近畿大会で優勝、マイコンカーラリーの全国大会で準優勝し、「素晴らしい姉妹、将来が楽しみ」と話題になっている。
この姉妹は同校ウエイトリフティング部の一村冬沙(いちむら・かずさ)さんと、妹で生産技術部の更沙(さらさ)さん。
冬沙さんは1月12、13両日、和歌山市の和歌山県立和歌山東高校体育館で開かれた第17回近畿高校ウエイトリフティング競技選抜大会の女子58キログラム級(スナッチ、クリーン&ジャーク)で初優勝を飾り、全国大会参加資格を得た。
更沙さんは1月13日、札幌市の北海道札幌国際情報高校で開かれたジャパンマイコンカーラリー2013大会に出場。全国12地区1334台から選出された34台が、64メートル周回コースでスピードを競い、見事、準優勝を飾った。
冬沙さんは同校入学と同時にウエイトリフティング部に入部し、紅一点で猛練習を重ねてきた。全国大会出場が決定すれば「全力で頑張る」覚悟という。
更沙さんは2年生になってから生産技術部に入部。同部のジャパンマイコンカーラリー出場は14回目の挑戦だが、更沙さんが初の3位以内入賞を果たした。「準優勝できたのは顧問の先生や、先輩の指導のおかげです」と謙虚に話し、あとは全国制覇も視野に入れている様子。
「姉妹そろって、この成績は、すごいですね」との質問に、姉妹は「私たちは、同じクラブや、同じ競技でないから、がんばれたと思う」と口をそろえ、更沙さんが「もしもマイコンカーラリーの私が、ウエイトリフティング選手であれば、冬沙はすべて私に譲ります」と明るく言うと、冬沙さんも「そうそう」と、にっこり相槌を打った。
ウエイトリフティング部顧問の硲雅樹教諭と生産技術部顧問の中岡進教諭は、「二人ともまだ2年生、素晴らしい素質があり、これからが楽しみです」と期待している。
写真(上)は近畿高校ウエイトリフティング競技選抜大会で優勝した一村冬沙さん=左=とジャパンマイコンカーラリー2013で準優勝した妹の更沙さん。写真(中)は近畿大会で優勝した冬沙さん。写真(下)は自作のマイコンを披露する全国大会準優勝の更沙さん。


更新日:2013年1月19日 土曜日 14:33

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