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朝がすみの会20周年~書作集と記念誌を出版

和歌山県橋本市の書道グループ「朝がすみ会」は、このほど結成20周年を迎え、自慢の作品を掲載した「朝がすみ20周年記念書作集」と、会員一人ひとりの思いを綴った「朝がすみ20周年記念誌のことば」を出版(いずれも非売品)、同時にこれを記念する会員だけのパーティーを橋本商工会館で開き、喜びを語り合った。
この会は、橋本地区公民館が平成4年(1993)に女性を対象にした1年計画の書道講座を開設。講座終了後、講師と受講生が自主グループとして立ち上げた。
書作集は、作品をデジタルカメラで撮影し、写真集に多用される約21センチ四方のフォトブックにプリントした異色の作品集。そこには、講座の講師を務めた橋本市在住の書家、後藤加寿恵さんの「山頭火の句」をはじめ、童謡でおなじみの曲「めだかの学校」や北原白秋の「からたちの花」の詩などを作品にした会員13人の力作計29点を掲載している。
一方、フォトブックと同じ形にした記念誌には、「朝がすみへの想い」「あれから20年」など、それぞれの思いを17ページにわたって綴られている。後藤さんの「年を重ねて夢失わず」には、自分の書きたいことばを書く、心を筆先にこめてゆっくりと書く、品格のある作品を目指す、墨色・空間は重要な要素といった、書家の立場から作品制作にあたってのアドバイスも掲載している。
会代表の伊藤豊子さんは「楽しい会なのでメンバーを増やしていきたい」と話していた。
入会などの問い合わせは、米坂薫さん(電話0736・32・8277)か、赤坂文代さん(電話0736・32・2568)へ。
写真(上)は朝がすみの書作集と記念誌。写真(中)は書作集の掲載作品。写真(下)は橋本商工会館で開いた記念パーティーの模様。
(写真・記事=フォトライター・北森久雄さん)


更新日:2013年1月17日 木曜日 20:03

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