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長野神社へ〝おかめ笹〟出荷~十日戎用に大弥工芸

長野神社(大阪府河内長野市)の宵戎、本戎、残り福で、参拝者が求める珍しい〝おかめ笹〟が、和歌山・紀北地方で調達され、12月29日、和歌山県橋本市隅田町の大弥工芸(奥村浩章社長)から出荷された。奥村社長は「うちの特許技術で、幅の広い美しい笹の葉は枯れません。皆さんの商売繁盛をお祈りします」と言っている。
〝おかめ笹〟は長さ約1メートルで、それについた葉は長さ約12センチ、幅約3センチと、大きく平たい。同社は、これに特殊液を注入すると、笹は枯れず、葉も巻かない〝特許技術〟を施すので、〝おかめ笹〟は1年間、青々としたまま飾られることになる。
大弥工芸では11月上旬から、紀北地方の山々で、この〝おかめ笹〟を伐り出し、1本1本枯れないように、特殊作業を行い、この日、ダンボール箱に入れて出荷した。
長野神社は南海高野線・河内長野駅の駅前にある。同神社・戎まつりを営む宝恵会(会長=辻秀和・氏子総代)の話では、この〝おかめ笹〟を鯛や福俵、小判などで飾り、9日の宵戎、10日の本戎、11日の残り戎で、1笹約1000~6000円で販売することにしている。
奥村社長は「〝おかめ笹〟はいかにも福福しく、商売繁盛にふさわしいので、当社の畑(約1000平方メートル)でも栽培を始めました」と説明。また、「辻会長には、橋本の万葉歌碑建設などで、大変お世話になっています。その辻会長から依頼されたので、喜んで納入させてもらっています。」と話した。
写真(上)は笹が枯れない〝特許技術〟を施した〝おかめ笹〟を披露する奥村社長。写真(中)は大きく平たい〝おかめ笹〟の葉。写真(下)はダンボール箱に入れて出荷される〝おかめ笹〟。


更新日:2012年12月29日 土曜日 14:41

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