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放生の鯉と太鼓橋に心和ませて~丹生都比売神社

いよいよ年の瀬…。和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社の鏡池(かがみいけ)の〝放生の鯉〟が、訪れる参拝者の心を和ませている。
鏡池は同神社の前にあり、楼門や本殿に向う朱塗りの太鼓橋が架かかっている。池には赤い鯉、白い鯉、赤と黒、赤と白の斑(まだら)の鯉が放生されている。
鯉の群れは、四季を通して、鏡池を回遊。年の瀬には、薄氷や雪の下で生息しているが、参拝者が堤に立つと、鯉は頭で薄氷を割り、雪をかき分けて、目鼻口を水面に出す。
参拝者らは「エサをやってはいけない。でも、あげたくなるなあ」と呟きながら、パン屑などを投げると、水面はたちまち鯉の口、口、口…となる。
同神社では31日午後3時から、紙人形に罪けがれを移す大祓式、1月1日午前10時から年始を祝う祭祀の歳旦祭がある。参拝者の多くは、帰りがけに鏡池の鯉の群れを見て、それぞれの〝去年今年〟を過ごすことになる。
写真(上)は丹生都比売神社・鏡池に放生の鯉。写真(中)は鏡池に映る朱塗りの太鼓橋。写真(下)は鏡池の堤に集まる数十匹の鯉。


更新日:2012年12月28日 金曜日 23:21

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