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「飲酒運転ダメ」注意喚起~橋本署と橋本中生徒会

歳末警戒中の12月5日、和歌山県橋本市立橋本中学校の生徒会は、和歌山県警・橋本署前で、往来する車のドライバーに「飲酒運転ダメ」のプラカードを示し、交通ルールを厳守するよう訴えた。
橋本署と市民ボランティアが企画、橋本中学校に依頼した。この日午後2時、同校生徒会長の2年生・阪下駆(かける)さん(14)ら生徒会役員6人が、担当の斉藤肇先生とともに橋本署前に集合。
玉置浩司・同署交通課長から「飲酒運転をなくしたい。皆さんの協力は心強い」と謝辞を受けた後、生徒たちは玉置課長らとともに同署前の歩道で一列横隊に整列した。
さっそく、「飲酒」「運転」「ダメ」と書いた円板(直径30センチ)3枚や、「飲酒運転追放」と書いた御用提灯(ごようちょうちん)をかざし、頻繁に行き来するトラックや乗用車のドライバーらに見せて、注意心を喚起した。
橋本中の生徒会役員によるこの〝飲酒運転追放運動〟は約10年前から実施。全国的に飲酒運転・罰則強化が始まる以前からの取り組みで、阪下さんは「飲酒運転で、例えば子どもが事故に巻き込まれると、それは大変な悲劇です。そんな悲劇をなくすため、先輩から受け継いだこの飲酒運転追放運動をしっかり行い、後輩に継承していきます」と話した。
橋本署によると、同署管内の飲酒運転による検挙者数は、今年1月~10月末で37件にのぼり、昨年同期より8件減っているものの、人身事故は4件(うち1人死亡、3人負傷)で、昨年同期の2件(死亡ゼロ、負傷者2人)より2件増えている。玉置課長は「厳しく取り締まる」と言っている。
写真(上)は橋本署前でドライバーに「飲酒運転ダメ」のプラカードを示し、ルール厳守を訴える橋本中生徒会の役員たち。写真(中)は玉置・橋本署交通課長の話を聞く橋本中生徒会の役員たち。写真(下)は飲酒運転追放を啓発した橋本署員と橋本中生徒会役員の皆さん。


更新日:2012年12月5日 水曜日 16:42

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