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唄や芝居、体操…550人活発~すこやか交流会

日々楽しく〝健康長寿〟をめざす和歌山県橋本市の高齢者最大の祭典「すこやか交流会」(橋本市老人クラブ連合会主催、同市社会福祉協議会共催)が、11月18日、橋本市産業文化会館「アザレアホール」で開かれ、唄や踊り、芝居などに高齢者約550人が出演、楽しい一日を過ごした。
同老人クラブ連合会の島野勝義・文化部長が開会宣言し、全員で国歌斉唱、物故者に黙祷を捧げた後、辻田育文会長が「旧橋本市と旧高野口町の合併後、今回は第6回目の祭典となりますが、毎年、参加者やレパートリーが増え、とくに今回は市老連・女性部の皆さんが唄と踊りで初出演。ますます楽しい祭典に…」と開会挨拶。
木下善之市長が「皆さん、若者のような雰囲気で、とてもうれしい。来年1月オープンの橋本市健康福祉センターを、ぜひ健康増進の場として生かしてください。舞台で演じること、客席で拍手することも運動なので、最後までがんばってください」と祝辞を述べた。
最初は、市老連・女性部が唄と踊りと三味線で、炭坑節の替え唄「くせくせ音頭」を披露。威勢のいい三味線の音や音頭に乗って、「祭」と染め抜いたハッピ姿の女性たちが、手の指先の動きも艶やかに踊り、祭典を盛り上げた。
また、古佐田老人クラブ連合会は、演劇「役行者(えんのぎょうじゃ)」を初公演。これは橋本市ボランティア協議会の山本みや会長が、日本の音風景100選「杉尾(橋本市)の巨石」伝説を基に脚本を書き、同連合会員が練習を重ねて出演。行者役の池永恵司会長ら全員が、ユーモラスに役柄を演じて、郷土文化の素晴らしさを伝え、喝采を浴びた。
さらに、市民大学「いきいき学園」民謡クラブは、「シャンシャン馬道中唄」「西条酒造り唄」「東京音頭」を美しく合唱。若者たちには、とても出せない、高齢者の人生の奥深さを感じさせた。
このほか、詩吟、大正琴、三味線、健康体操、歌体操、リズム体操、ダンス、コーラスなどが次々と披露され、計20団体(サークル、クラブ)が、さっそうと熱演。会場から何度も大きな拍手が起きていた。
島野・文化部長は「それぞれの地域や、グループの特色が出ていて、とても良かったし、年々、高齢者同士の絆が深まっているので、うれしいです」と語った。
写真(上)は初出演の市老連・女性部による唄と踊りと三味線の「くせくせ音頭」。写真(中)は初出演の古佐田老人クラブ連合会の演劇「役行者」の一幕。写真(下)は市民大学「いきいき学園」による民謡合唱。


更新日:2012年11月18日 日曜日 18:10

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