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紀の川流域を〝エコランド〟に…25日、環境フェア
「切り拓こう!子どもの未来」を合言葉にした大規模な〝きのかわ環境フェア〟(伊都橋本地球温暖化対策協議会主催)が、11月25日(日)午前9時半~午後2時半、和歌山県橋本市北馬場455の県立橋本体育館(武道室)で開かれる。佐藤俊・同協議会長(実行委員長)は「このイベントは〝すこやか橋本 まなびの日〟の『みがけ!五感 みがこう!五感』に合わせて開催。楽しい参加型の実験展示や、実物展示を行います」と、来場を呼びかけている。入場無料。
環境フェアでは▽電力の地域創造(小水力発電、太陽光発電、バイオマス発電)▽森林資源の有効活用(薪ストーブや炭火)▽自然農業の拡大と生態系保全(棚田・里山保全)▽体験型環境教育(ビオトープツアー)をアピール。主に紀ノ川筋の24団体(事業所)が参加し、21ブースで環境関連の物品を展示、活動紹介が行われる。
「エネルギーを学ぶ」「リサイクルを学ぶ」「有機農業を学ぶ」「自然環境を学ぶ」の各スペースでは、例えば、薪ストーブや電気自転車を展示し、クリーンな発電体験をしたり、生ごみをミミズ・パワーで土づくりすることを示し、ミミズに触れてもらったりする。佐藤・実行委員長は「私たちは将来、紀の川の全流域を〝エコランド〟にしたいと思っています。環境フェアでは、地球温暖化防止に向けて、私たちが今、何をすべきか、皆さんの〝五感〟を通じてわかりますよ」と、参加を呼びかけている。
主な出展団体(事業所)は次の通り。
▽森と水の交流館(体験:吉野川源流の小石を使ったストーンイベント)▽玉川峡を守る会(活動紹介)▽(株)福西工務店(草堆肥の紹介)▽EM活活倶楽部(EM全般紹介と質問)▽エスティナ和歌山(環境にやさしいエクステリアの提案)▽NPOみみずリサイクル(ミミズの土づくり紹介)▽エコ・トップ株式会社(太陽光発電システム紹介)▽大栄環境株式会社(廃棄物から再生品、実物展示)▽プロムナード国城(木炭、薪ストーブ紹介)▽産消提携倶楽部(有機野菜の展示)▽高野町・かつらぎ町(木質バイオマスの実物展示)▽和歌山地方気象台(気象観測機器の展示)▽橋本市(循環型社会づくりの紹介)▽紀中温暖化対策推進員の会(資源リサイクル紹介)▽和歌山県環境生活部自然環境室(外来魚駆除の実例紹介)▽同県環境生活総務課(リサイクル製品の紹介)▽同県農林水産部森林・林業局(環境貢献「企業の森」PR)▽同県伊都振興局(小水力発電の模型展示)▽紀の川市地球温暖化対策協議会(パネル、発電自転車「紀っとくん」紹介)。
一方、ステージでは、午前10時から子供たちの音楽イベント(コーラスやオカリナ演奏)、同11時から環境シール表彰式や、子供たちのエコアクション発表、屋外模擬店では無農薬・自然栽培の石焼いも、よもぎもちの販売がある。
写真(上)は「きのかわ環境フェア」をPRする佐藤・実行委員長。写真(中)は九度山町の雨引山が映える紀の川=橋本市高野口町から。写真(下)は環境フェアの会場となる和歌山県立橋本体育館。