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♪心に残る名曲の数かず♪橋本でチター演奏会♪

秋篠宮妃・紀子さまのチター指導者で日本随一のチター奏者とされる内藤敏子さんの「演奏とお話しの会」(日本チター協会橋本支部主催)が、和歌山県橋本市隅田町中島の隅田地区公民館・すみだホールで初めて開かれ、約50人がチターによる名曲の数々に聴き入った。
内藤さんは長いスイス在住の間に、世界的なチター界の実力者、J・コーザのもとでチターを習得。第2次世界大戦直後のウイーンが舞台の映画「第三の男」(1949年イギリス)で著名なアントン・カラス、チター界の巨匠ルーデトラとの共演、「名曲アルバム」「ラジオ深夜便」などNHKのテレビ・ラジオ番組にも多数出演している。
11月10日に開かれた同演奏会では、内藤さん自身の作曲による「泉のほとり」から始まり、続いて「ウイーンの森の物語」のほか、「第三の男・メドレー」「魅惑のワルツ」といった、なじみの映画音楽など13曲を披露。また、客席の人たちもチターに合わせて「赤とんぼ」など3曲を合唱した。
曲と曲との間で、内藤さんは、日本では童謡が歌われなくなり、美しい日本語がどんどん失われていくことへの懸念を語った。
チターは40本前後の弦があり、音域は6オクターブという幅広さ。それでもコンパクトなので、机や膝の上で奏でることができるので、幅広い年齢層に親しまれている。古くからドイツやオーストラリア、スイスの人々が育み、その上品な音色が人々に感動を与えてきた。
内藤さんは演奏終了後、チターの周りに集まった来場者らに、チターの特徴などについて丁寧に説明。チター演奏を聴いた主婦の前田圭恵さん(69)は「澄んだやわらかい音色がとてもよかったです」と話していた。
写真(上)はチター演奏する内藤敏子さん。写真(中)は内藤さんの演奏に聴き入る来場者ら。写真(下)は内藤さんからチターの特徴を教わる来場者ら。
(記事・写真は、フォトライター北森久雄さん)


更新日:2012年11月13日 火曜日 19:51

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