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故郷・橋本の昔話に花咲く…東京橋本会60人参集
東京を中心に関東で活躍中の和歌山県橋本市出身者らで組織する「東京橋本会」の平成24年度総会・親睦会が、東京グリーンパレス(東京都千代田区二番丁2番地)で、会員や郷土の議員、商工・農林関係者ら約60人が参加して開かれ、新役員を選任し、古里の昔話に花が咲いた。
東京橋本会は、木下善之・橋本市長が、旧橋本市・高野口町の合併後の平成18年(2006)11月、郷土出身者同士の「親睦」と「郷土発展寄与」を目指して発足。会員は会社経営、会社員、主婦、スナック経営、医師、歯科医師、音楽家など130人で構成している。
同総会・懇親会は11月9日午後7時から開かれ、西川元啓会長(野村綜合法律事務所弁護士)が「私は毎年2、3度、高野口に帰省し、過疎化の進みように愕然(がくぜん)としています。人口減少を食い止めるには、企業誘致・雇用促進が大切です。橋本市では今年7件も進出協定が締結されており、木下市長や関係者の皆様に感謝しています。私たちの気持ちは、すべて郷土発展にあります。本日はよき故郷に思いを馳せて、楽しいひとときを過ごしましょう」と挨拶。
来賓祝辞で木下市長は「本市も財政難ですが、すでに小中学校の耐震化工事を終え、さらに幼保一元化(公設民営)、小中一貫教育を実現。健康福祉センターを新設し、市民の健康長寿を図ります。企業誘致は皆さんのお陰で21社を数えますが、まだ市内には100ヘクタールの企業団地と4000区画の住宅用地があります。これからも皆さんのご協力をお願いします」と訴えた。続いて井上勝彦・市議会議長、阪口直人・衆議院議員、平木哲朗、岩田弘彦・両和歌山県議が来賓祝辞の後、伊都振興局の潰瀧順一局長(知事代理)、橋本商工会議所の畑野富雄会頭、高野口商工会の苅田一郎会長、JA紀北かわかみの宮崎卓郎専務らを紹介した。
また、会員一人ひとりに和歌山国体の紙袋に入れて持ち帰ってもらう〝故郷の土産〟として、柿の葉寿司、富有柿、高野スイーツ、ひねキングカレー(レトルト)、ぬかっぱせんべい、パイル織物製品、元気で酢などを披露し、参加者を喜ばせた。総会議事では、事業・予算案を承認し、平成24年度役員を選任した。
懇親会は石城太造副会長(NPO法人新現役ネット会員)の挨拶、瀧井道治副会長(株式会社SUMCO代表取締役副社長)の乾杯の音頭で開幕。テレビドラマの人気女優・阪井あゆみさんのトークショーが行われ、阪井さんは相手役の橋本市企業誘致室の森中寛仁室長に、モデルデビューから今までのエピソードなどについて語り、会場から「テレビ、いつも見ているよ」などとと声がかかると、明るい笑顔を返していた。最後に岩上伸副会長(和光堂株式会社代表取締役社長)の閉会挨拶で締めくくり、会員らは「来年もまた会おうね」と肩を叩いていた。
平成24年度の新役員は次の皆さん。
▽会長=西川元啓・野村総合法律事務所弁護士▽副会長=石城太造・NPO法人新現役ネット会員▽副会長=瀧井道治・株式会社SUMCO代表取締役副社長▽副会長=岩上伸・和光堂株式会社代表取締役社長▽幹事=松山優治・東京海洋大学特任教授、電気通信大学監事▽幹事=上田富三・アドソル日進株式会社代表取締役社長▽幹事=神谷和秀・イオンクレジットサービス株式会社代表取締役社長▽幹事=中谷誠・農林水産省研究開発官▽幹事=小坂光由・株式会社淺川組東京支店営業部長▽会計=森下淳次・株式会社富士通システム統合研究所取締役▽監事=脇田哲志・NHK国際放送局長▽監事=廣浦康勝・ハウス食品株式会社取締役専務執行役員▽顧問=堀内才一・株式会社ホリウチ代表取締役会長▽顧問=三浦和彦・日本児童教育専門学校統括相談役▽顧問=神谷和男・フジメタル株式会社営業開発室長。
写真(上)は東京橋本会で挨拶する平成24年度役員の皆さん(15人中10人)=右から小坂さん、岩上さん、上田さん、石城さん、西川さん、瀧井さん、松山さん、中谷さん、森下さん、廣浦さん。写真(中)は平成24年度・東京橋本会の総会・懇親会で挨拶する西川会長。写真(下)はトークショーで明るく話す東京橋本会会員の阪井あゆみさん。写真はいずれも橋本市企業誘致室提供。