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「HERA‐1グランプリ」埼玉の萩野さんに栄冠

日本一のヘラブナ竿の産地、和歌山県橋本市清水の隠谷池(かくれだにいけ)で、6月3日、紀州へら鮒竿の里「HERA‐1グランプリ」(全国ヘラブナ釣り選手権決勝大会)が開かれた。シード選手や韓国からの招待選手、全国の地方予選を勝ち抜いた選手ら計138人(男131人、女7人)が参加、釣果・総重量で技を競った結果、埼玉県吉川市吉川の自営業・萩野孝之さん(42)が4・8キロを釣り上げて優勝を飾った。
橋本商工会議所、橋本市観光協会、紀州製竿(せいかん)組合、紀州へら鮒(ぶな)の里研究会などでつくる同大会実行委員会が主催。和歌山県、橋本市、橋本市教育委員会の後援。昨年は東日本大震災により〝被災地復興支援大会〟に切り替えたため、今回は2年ぶり10回目の大会となった。
この日午前6時45分、隠谷池で開会式があり、大会長の木下善之市長が「当市の紀州へら竿作りは、市民が高野山麓の高野竹に着眼し、100年の歴史と伝統があります。へら竿を使って立派に戦ってください」と挨拶。市議会議長や県議らも感謝と激励のことばを述べた。
競技は午前7時30分から開始。地区予選通過者122人、シード選手(前回大会の1~3位、前々回大会までの優勝者)9人、招待選手(韓国)7人が竹竿で釣果を競った。競技開始後、水面に小雨の波紋が広がったが、すぐに雨は上がり、選手たちは初夏の光の中で、釣りの礼儀を守りながら、黙々と腕前を競った。
表彰式は地元の市立清水小学校体育館で開催。「世界選手権への道 鮒に始まり、へらを極める」などと染め抜いた横幕の下で、国会議員や県会議員らの挨拶の後、木下市長らから萩野さんら入賞者に表彰状や釣竿などの記念品が贈呈され、大きな拍手で讃えられた。
また、紀州へら竿は現在、県指定の「伝統的工芸品」だが、紀州製竿組合(田中和仁組合長)は、その歴史的・伝統的調査を進め、国指定の「伝統的工芸品」を目指していることも紹介され、会場は大いに盛り上がっていた。
他の成績、次の通り。
◇総合成績(優勝者を除く上位2人)▽準優勝=兵庫県神戸市、自営業・岩本俊秀さん(44)=3・8キロ▽第3位=愛知県岡崎市、小野直行さん(45)=3・2キロ。(優勝者の萩野さんは「HERA‐1グランプリ」第1回、第9回決勝大会・優勝者のシード選手、準優勝者の岩本さんは、同第6回決勝大会・3位入賞者)
◇特別賞(女性の部)第1位=愛知県岩倉市、会社員・服部度美さん(58)=0・9キロ。
◇特別賞(ベスト ヘラ アングラー賞=釣技、マナー、ファッションなど)第1位=大阪府枚方市、会社員・小林満さん(51)。
写真(上)(中)は隠谷池で開かれた第10回「HERA‐1グランプリ」。写真(下は)木下・大会長(橋本市長)から表彰される萩野さん(中央)(向って左は準優勝の岩本さん、右は3位の小野さん)。

更新日:2012年6月3日 日曜日 21:12

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