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「プロムナード国城」に〝わかやま環境大賞〟決定

和歌山県橋本市西畑の国城山一帯で、自然環境づくりに取り組んでいる「プロムナード国城」(徳田勝治代表)が、今年度の「わかやま環境大賞」に決定した。これは、和歌山県環境月間の記念行事で、環境保全に尽力した団体などに贈られる最高賞。6月5日(火)、和歌山市湊通丁北のアバローム紀の国で表彰される。徳田代表は「これを機会に一層がんりたい」と力強く誓った。
同会は平成18年(2006)、橋本市と橋本市衛生自治会が進める「生ゴミ堆肥で花咲かそう」(ゴミ減量化・花と緑のリサイクル)運動に連動する形で、住民有志が結成した。
当時、国城山(標高522メートル)は、観光客に人気があるものの、山腹周辺は後継者難から耕作放棄地が増えだし、昔あった炭焼き小屋も、江戸時代から「味よし香りよし」とうたわれた〝畑ゴンボ〟作りも、すでに途絶えていた。
そこで、同会は国城山~紀ノ川・橋本高野橋の4キロ間で、菜の花や百日紅(さるすべり)などを植えて「国城山・花参道」を整備。オーナー制で耕作放棄地に「畑ゴンボ遊び塾」を開校し、会員の指導で、大勢のオーナーの家族らが〝幻の畑ゴンボ〟を復活させ、畑コンボを使った「ゴンボあられ」も商品化した。これらは、いずれも生ゴミの〝乾燥堆肥〟を使い、生ゴミ減量によるゴミ処理場の経費削減に貢献している。
また、昨年の台風・豪雨で崩落した山腹の土を使って「炭焼き窯」を構築し、炭焼き技術の伝承と、間伐材の活用を図っている。
徳田代表は「橋本市内の国道や鉄道から、国城山を見上げては、季節の美しい景観を感じ、山に登っては、炭焼きもゴボウ畑もあり、地元の皆さんは、楽しく暮らしている。そんな自然環境にしたい」と張り切っている。
また、「わかやま環境賞」には、橋本市の学校法人きのくに子どもの村学園 きのくに子どもの村中学校(学校でのビオトープ作りで生態系を回復させるなどの活動)、田辺市の市立中辺路中学校(熊野地域の照葉樹林再生のための森林ボランティア活動)、紀の川市のデュプロ精工株式会社(紙をリサイクルするトナー除去機能搭載の小型製紙装置の開発)、和歌山市のトンガの鼻自然クラブ(トンガの鼻とその周辺での美化活動や植樹、環境教育活動)の4団体に決定。特別賞には、紀の川市の有限会社ユタカサービス(アイドリングストップ促進に寄与する車両用副空調システムの開発)、和歌山市の和歌山県立和歌山高等学校育友会(土いじりの会活動を通じた学校やその周辺の美化・植栽活動)、和歌山市婦人団体連絡協議会(明るく住みよい街づくりを目指した長年の美化や緑化活動)の3団体に決まった。
表彰式(和歌山県主催)は、6月5日午後2時半から、ホテルアバローム紀の国〝鳳凰の間〟で開催。受賞団体は副知事から表彰される。午後3時から「環境月間記念講演」があり、和歌山大学観光学部の中串孝志・准教授が「ジオツーリズムと和歌山」をテーマに講演する。
定員200人。参加無料。申し込みは、和歌山市小松原通1の1、和歌山県環境生活部環境生活総務課(電話073・441・2670 ファックス073・433・3590)へ。
写真(上)は国城山頂から自然を眺望する観光客。写真(中)は〝プロムナード国城〟が菜の花の参道作りをしている国城山。写真(中)はオーナー制の畑で〝畑ゴンボ〟作りに汗を流す人たち。

更新日:2012年5月31日 木曜日 00:44

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