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国城山で畑ゴンボ復活、花参道整備…観光客評価

和歌山県橋本市西畑の国城山(標高522メートル)一帯で、自然環境づくりに取り組んでいる「プロムナード国城」(徳田勝治代表)は、生ゴミ堆肥で〝幻の畑ゴンボ〟を復活させ、〝菜の花のフラワーロード〟を整備するなど、大きな成果を上げ、橋本・伊都地方はじめ、大阪、奈良方面の観光客から、高く評価されている。
〝プロムナード国城〟は平成18年(2006)、橋本市と橋本市衛生自治会が進める「生ゴミ堆肥で花咲かそう」(ゴミ減量化・花と緑のリサイクル)運動に連動する形で、住民有志が結成した。
西畑地区(約40戸)は、国城山の中腹にあり、江戸時代から山の斜面で〝畑ゴンボ〟と称するゴボウを栽培していたが、昭和35年(1960)頃には、柿やミカンなどの果樹栽培に転換。後継者難もあって耕作放棄地も増えていた。
そこで〝プロムナード国城〟は、耕作放棄地を活用し、生ゴミ堆肥を使って、ゴボウ栽培するという、珍しい「コンボ遊び塾」を開校。〝オーナー制〟にして参加者を募ったところ、大勢のオーナーが集まり、半世紀ぶりに〝幻の畑ゴンボ〟が復活した。今では、50区画(1区画約10平方メートル)で、約70人がゴボウを栽培し、収穫するまでになっている。
一方、〝フラワーロード〟整備は、国城山の北山麓を流れる紀ノ川の〝橋本高野橋〟から、国城山頂まで約4キロの参道沿いに、菜の花の種をまいたり、地元の子どもたちと協働で、サルスベリの苗150本、ハナミズキの苗80本を植えたり。その肥料には、生ゴミで作った〝乾燥肥料〟を使っている。
さらに、収穫した〝畑ゴンボ〟を材料にした「ゴンボあられ」を開発し、土産物として販売するとともに、ゴンボそのものを学校給食の食材として活用。昨年秋には「炭焼き窯」を構築して、炭焼き技術の伝承や、雑木の活用に力を注いでいる。
徳田代表は「橋本市の国道24号、同371号、京奈和自動車道を走る車や、JR和歌山線の電車から国城山を見上げた際、春は山すそから山頂まで、菜の花ロードが続いているような景色にしたい。畑ゴンボは、昔ながらの〝味よし、香りし〟の逸品にしたい。ただ、日頃、おいしいと頂いているご馳走は、土からと言うよりも、長年代々、土壌を肥やしてきた先人たちの贈物。これからもしっかりそれを受け継ぎ、頑張りたい」と話した。
写真(上)は〝プロムナード国城〟が菜の花の参道作りをしている国城山。写真(中)はオーナー制の畑で〝畑ゴンボ〟づくりに汗を流す人たち。写真(下)は満開の菜の花に飾られた国城山山頂の国城神社参道。

更新日:2012年5月25日 金曜日 10:12

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