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ハイカーら待望の「紀伊見荘」20日新装オープン

和歌山県橋本市矢倉脇115の国民宿舎・紀伊見壮は、昨年3月、赤字を理由に閉鎖していたが、新しく経営することになった株式会社・紀伊見荘(板橋正浩社長)が全館大改装し、4月20日(金)、その名も旧来通り「紀伊見荘」としてオープンすることになった。紀伊見荘は、大阪・難波と世界遺産・高野山を結ぶ南海高野線の紀見峠駅や、大阪、奈良、和歌山にまたがる自然歩道・ダイヤモンドトレール(45キロ)付近にある。末廣和巳・総支配人は「観光客やハイキング客に喜ばれるよう、入浴、食事、宴会、宿泊のすべてに、サービスを尽くします」と張り切っている。
「紀伊見荘」は鉄筋コンクリート4階建て。収容人数は24室・122人。大・小宴会室、会議室、カラオケ室、大浴場、車イス用昇降機、障害者用トイレなどが整備された素敵な建物。
大浴場は、もともと評判のいい温泉。今は湧出量の減少や泉質不足のため温泉法上、除外されているが、昨春の閉館までは「湯がぬべぬべして、よく温もる」と人気があり、「新装オープンで、また、入浴できる」と喜ばれそう。
橋本市商工観光課の話では、4月11日(水)午前10時、「紀伊見荘」に木下善之市長や板橋社長、県議、市議ら関係者が集まってオープンセレモニー。安全祈願祭、テープカットで祝う。翌12日(木)~同19日(木)には、プレオープン(事前予約必要)し、同20日(金)にいよいよグランドオープンとなる。
末廣・総支配人に館内を案内してもらったところ、大浴場は男女浴室のシャワー設備(計16個)をすべて取り替え、脱衣場の洗面台も床もすべて新調。南海電車や根古川の山峡風景が一望できる隣室(約30平方メートル)は〝リラクゼーションルーム〟として、風呂上りの客に開放することにしている。
大・小宴会場やレストラン、カラオケルーム、廊下なども、畳やジュウタンを全部敷き替え、これまで、古びて評判の良くなかった和式トイレは、すべて新品の様式トイレに作り直し、洗面場も新しくやり直している。
末廣・総支配人は「あとはピッカピカに磨き上げてオープンします。大浴場は、宿泊客や食事客、ドリンクバー利用客に無料で入浴していただきますが、宿泊や宴会場、食事、ドリンクバーの料金は、まだ検討中です。食事はレストランでの〝バイキング料理〟とすることに決まっています」と説明し、「料金関係は、決定次第、お知らせします」と話した。
写真(上)は新装オープンする「紀伊見荘」。写真(中)はすべて取り替えられた女性用の大浴場のシャワー器具。鏡に映っているのは磨き上げられた大浴場。写真(下)は畳と天井を真新しくやり直した大宴会室。


更新日:2012年4月5日 木曜日 21:03

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