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大地震・犠牲者の経木作る~慈尊院住職・毎朝勤行

和歌山県九度山町の高野山真言宗・別格本山女人高野「慈尊院」の安念清邦住職は、東日本で犠牲者を供養する経木を作り、早朝の勤行で被災者の冥福と被災地の復興を祈り続けている。
経木は高さ約50センチ、幅約15センチ、厚さ約3センチのヒノキ製。最上部に「地水火空風」あらわす「阿」という梵字(ぼんじ)を入れ、その下に「東日本大震災被災者各霊位」と彫った。
今年3月11日の大震災の1か月後に、経木を新調し、毎朝6時に本殿で勤行。本尊・弥勒菩薩と高野山開祖。弘法大師(空海)に「すべての犠牲者の冥福と被災地の復旧復興をお願い」している。
また、今夏には台風12号で紀伊半島も大被害を受けた。安念住職は「ご当地には檀家寺がありますが、読経の際は、やはり、共にご冥福と復旧復興を祈っています」と話した。
写真(上)は東日本大震災の犠牲者を供養する経木と安念住職(中)は弘法大師の肖像画の写真わきに置かれた経木(下)は東日本大震災、紀伊半島大水害の犠牲者の冥福と被災地の復旧復興を祈る安念住職。


更新日:2011年12月26日 月曜日 16:09

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