ニュース & 話題

〝中将姫の池〟周辺で記念植樹~ザガダも応援

天皇皇后両陛下をお迎えして和歌山県田辺市で行われた全国植樹祭を受けての記念事業として、12月21日、同県橋本市恋野の似賀尾池周辺で、木下善之市長ら関係者や市内14小学校の児童ら計約250人か集まり、記念植樹が行われた。
橋本市が主催した。似賀尾池は農業用ため池で、周辺の広大な丘陵地は市有地。全国植樹祭の後、県内の全小学校の児童がドングリやナラ、ウバメガシなどドングリ系の9500本を育苗し〝クールステイ〟した。
この日、似賀尾池周辺には、そのうち43本の苗とヤマザクラ、イロハモミジ、オニグルミなど1500本を用意した。
先ず、木下市長が「この池は、奈良時代の女性ヒロイン・中将姫の伝説の舞台の一つ、似る賀尾池の改修と、それに伴う遊歩道や管理道路を設けています。農林振興はもとより、観光地としても、永遠代々、引き継いでほしい」と挨拶。
県伊都振興局の潰瀧(つえたき)順一局長や地元選出の県議、同市議会議長らが、「市民の憩いの場に」「健やかな未来を」「森で遊ぼう」などと祝辞を述べた。
和歌山ご当地アイドル「ザガダ」の女の子7人がシンプルに、しかも鮮やかに、歌と踊りを披露すると、小学生たちは目をぱちくり。大人たちも、その魅力にご満悦の表情…。
この後、似賀尾池の北側の丘陵地に場所を移し、恋野小学校はクヌギ、木下市長はキンモクセイ、「ザガダ」はムラサキシキブを植樹するなど、全員、丁寧に植え、根の部分に土をかぶせた。
恋野小学校の児童たちは「こんなに大勢の人たちが植樹してくれて」と喜べば、元気の応援団「ざガダ」プロジェクト実行委員会事務局長・田尾誠之さんは「自然が素敵です」とにっこり。木下市長は「こんなに池も丘陵も素晴らしいので、子どもたちが植えた木々が大きくなれば、大阪に近い素晴らしい観光地になるでしょう」と期待していた。


更新日:2011年12月21日 水曜日 22:21

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事