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〝金曜ウォーキング〟爽快~参加者100人に倍増
「健康づくりは歩くことから」と、和歌山県橋本市は、7、8月を除く毎月第3金曜日を「ウォーキングデー」と決め、市民に参加を呼びかけ、市民は、あらかじめ選定された約5キロ、1時間、6000歩の設定コースを歩いている。現在、参加者は約100人にのぼり、健康を実感すると同時に、「名所旧跡が含まれコースがいい」「参加することで仲間が増えた」などと、盛り上がっている。
同市は2003年4月に「介護予防・健康増進モデル事業」(国民健康保険中央会)の補助金を受けて「楽々ウォーキング講座」を開始。受講修了者がウォーキングボランティアとなり、市内を中心に実際に歩いてコースを選定し、翌04年4月から「ウォーキングデー」を設定して、市民に参加を呼びかけてきた。
コースは、例えば「隅田八幡・丸高稲荷コース」(約3・2キロ、約50分、約5000歩)。「中将姫浮御堂コース」(約3・7キロ、約60分、約6400歩)、「学文路苅萱堂コース」(約4キロ、約50分、約5000歩)といった具合。いずれも名所旧跡があり、自然環境のいいところを選んでいるが、「紀見峠・宿場跡コース」「信太神社コース」「根古川コース」など山間部の〝健脚向けコース〟もある。
当初、参加者は約50人だったが、今は100人にまで倍増。とくに60~70歳代の女性たちが多く、お互いに次々と〝友達の輪〟をひろげながら、ウォーキングで知り合った人たちと、別の趣味も共に楽しんでいるという。
次回の「第81回 金曜ウォーキング」は12月16日に「蛭子(えびす)神社・極楽寺コース」(約4・7キロ、約70分、約7000歩=健脚向け)で行われ、芋谷川や棚田など〝日本の原風景〟を眺めながら歩く。午後2時、同市光陽台1丁目の旧ホームセンター横駐車場(国道371号沿い)に集合し、準備体操のあと出発。蛭子神社や極楽寺をめぐって戻ってくる。参加無料。雨天中止。
同市発行の「ウォーキングマップ」によれば、「歩くことで心肺機能の向上、脂質異常・血糖値の改善、骨粗しょう症予防に効果がある」と説明。「参加者は健康の自己管理と、体調のチェックをするように」と求めている。ウォーキングボランティアの前川潔さん(63)は「歩くことは、人が生きる基本です。みなさん、どんどん参加して、楽しく元気に行きましょう」と参加を呼びかけている。
問い合わせは橋本市保険年金課・国保給付係(代0736・33・1111)へ。