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紀北工と初橋が全国大会へ…マイコンカーラリー
和歌山県橋本市の県立紀北工業高校の生産技術部は、第13回マイコンカーラリー近畿大会・アドバンスクラス団体の部で3年連続優勝を飾った。アドバンスクラやベーシッククラスで入賞した生産技術部の3人と電波研究部の1人は、来年1月に北海道で開かれる同全国大会に出場。アドバンスクラスで初優勝した橋本市の初芝橋本高校1年の中岡玖美さん(16)も同全国大会に出場することになった。
近畿高校長協会、同実行委共催で、大会は11月26日、大阪市旭区の大阪府立淀川工業高校で、アドバンスクラス117台、ベーシッククラス128台が出場。各自が独自製作したマイコン搭載の車(ロボット)で、1周50メートルのラインでスピードを競った。
紀北工業高校からは計26台が出場。アドバンスクラスで生産技術部の3年・溝内裕士さん(17)が準優勝、同2年・防野智洋さん(17)が4位、同2年・北山慶一さん(17)が予選3位。ベーシッククラスで電波研究部の1年・前田真佑さん(16)が準優勝。アドバンスクラスでは、予選タイム上位3台による合計タイムが、42・94秒と1位を記録、団体戦3連覇となった。
この成績により、4人は初芝橋本高校の中岡さんとともに、1月9日、札幌市の札幌国際情報高校で開かれる全国大会(全国工業高校長協会、同実行委共催)に出場することが決まった。生産技術部顧問の中岡進教諭は「ふだんは部員の創意工夫に任せていますが、よくがんばってくれました」と喜んでいる。
生産技術部の主将・溝内さんは「すでに2連覇しているので、3連覇できてホッとした気持ちです。全国大会では、少なくとも決勝トーナメントに進出し、できたら3位入賞を目指しています」ときっぱり。中岡教諭を父に持つ中岡玖美さんは「全国大会出場は、小学生の時以来5年ぶりです。近畿大会では、予選で車が飛び出し、一時はダメかと思いました。全国大会では、先ず初戦突破したいです」と控えめに話した。