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交流盛ん〝街ッち箱〟~夫妻、私財で開設7年

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私財で開設した〝街ッち箱〟と池田さん夫妻
    私財で開設した〝街ッち箱〟と池田さん夫妻
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私財で開設した〝街ッち箱〟と池田さん夫妻
    〝街ッち箱〟でマンドリンを演奏する池田さん(手前)ら
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広々とした市民交流の場〝街ッち箱〟
    広々とした市民交流の場〝街ッち箱〟

60歳代の夫妻が私財を投じて建設オープンした〝私設公民館〟が大阪のベッドタウン、和歌山県橋本市城山台2丁目46の6にある。夫妻は池田俊男さん(64)、かく子さん(67)で、私設公民館の名は「街ッち箱」。池田さん夫妻は「高齢化社会をにらんで7年前に開設したところ、主に高齢者が、ここで様々なイベントを開いたり、習い事をしたり。皆さん活発なのでうれしい」と、喜んでいる。
「街ッち箱」は2004年10月、約3000万円を投じて建設。建物は木造平屋約70平方メートルで、敷地は約160平方メートルある。半分は洋間、半分は和室で、広いガラス窓の外には、三石山と空が見え、空気は清澄で、小鳥がさえずる。
この街は、30~35年前から、南海高野線・林間田園都市駅の新設とともに、大阪のベッドタウンとして開発されてきた城山台、三石台、柿の木坂、小峰台など、〝林間田園都市〟の一角。住んでいるのは〝団塊の世代〟が多く、これまでは大阪の会社や官公庁に通勤してきたが、今は退職し〝第2の人生〟を送っている人たちが目立つ。
約8年前、立命館大学の学生たちが、城山台の人口・動態調査を行い、その結果を地元の紀見地区公民館で発表した。この時、池田さん夫妻が聞いたのは、「この街の高齢化率はかなり高く、近い将来、お年寄り中心の街になる」というショッキングな〝事実〟だった。「高齢者の医療、介護保険制度も、だんだん厳しくなる一方。何とかしなければ…」と思った。
当時、毎月2回開いていた〝語ろう会〟のメンバーで議論の末、「高齢社会になれば、お互いに支えあうことが一番大切。そのためには、先ず高齢者の〝居場所〟が必要」という結論に達した。そこで〝語ろう会〟の協力を得て、「街ッち箱」建設に踏み切ったという。
その目的は、俊男さん作詞作曲の歌「たまり場しゃべり場 街ッち箱」に表現されている。「♪ 街ッち箱はほんの小さな箱だけど ひとりぼっちをなくすため 街ッち棒がよりそって 楽しく 愉快に すごそうよ ♪ 街ッち箱は誰でも集える箱だから 人の気持ちをわかちあい 街ッち棒がふれあって ひとこと かけよう お気軽に ♪ 街ッち箱は気楽に話せる箱なので 思い悩みをぶっつけて 街ッち棒が集まって 楽しい 夢を 語ろうよ ♪ これから第二の人生を あわてず 急がず ゆっくりと たまり場 しゃべり場 街ッち箱 明るく ほんのり 灯をともそう」。
かくて「街ッち箱」では、毎週月曜日は「詩吟」(世話役=中岡孝茂さん)、火曜日は「大和がな教室」(講師=加藤裕子さん)、木曜日は「オカリナ」(講師=板東正裕さん)はじめ、「落語教室」(近石正人さん指導)、「絵手紙」(木村和琴華さん指導)のほか、「大正琴」「マンドリン」「ハーモニカ」など様々な趣味の勉強の場となっている。
また、土曜日の午前11時~午後3時には「ふれあいサロン」(市生き生き長寿課)を開催。これは昔の〝うたごえ喫茶〟と似ていて、池田さん夫妻が手作りの歌詞集(約30冊)を配り、アコーディオンやギター、マンドリン伴奏で、みんなで仲良く歌う。
施設利用料は1人100円、昼食代400円、コーヒー100円。利用料は建物維持費などに充当、昼食はボランティアが作っている。
ある90歳の老婦人は、大正琴の生徒。一人暮らしの上、大腿骨を骨折したり、心臓手術をしたりして、大変だが、余生を皆とともに楽しく送っている。85歳の老婦人は、心臓病を患ったが、「街ッち箱」オープン当初から通い、今ではモップを握り、掃除に挑んでおり、「これがリハビリ、お陰で元気」と喜んでいる。
アコーディオン、ギター、ハーモニカ演奏、はては落語までこなす俊男さんは「皆さん明るく元気なのが何よりです」とにっこり。かく子さんは「お役に立てているのかどうかわかりませんが、街ッち箱の歌詞のように、どうぞよろくしお願いします」と控えめに話した。


更新日:2011年11月8日 火曜日 05:04

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