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橋本市民総合文化祭(下)文芸、施設作品など紹介

    俳句や短歌などの作品が掲げられた文芸展会場
    俳句や短歌などの作品が掲げられた文芸展会場
    俳句や短歌などの作品が掲げられた文芸展会場
    文芸展会場に掲げられた俳句作品の数々
    丹精込めて作った様々な作品が並ぶ福祉施設作品展
    丹精込めて作った様々な作品が並ぶ福祉施設作品展

市民の文化・芸術活動の成果を一斉に発表する和歌山県橋本市の「橋本市民総合文化祭」(同実行委主催、同市、同市教委共催)が11月3日、橋本市教育文化会館をメイン会場に開幕した。同6日までの4日間、「市展(橋本市美術展覧会)」が開かれ、〝絵画〟〝書〟〝写真〟〝工芸彫塑〟作品を展示しているほか、文芸、生け花、福祉施設作品展もある。今回は、文芸展や福祉施設作品展の素晴らしさと、書展、工芸彫塑展の入賞作(結果)を紹介しよう。
《文芸展》川柳11点、短歌19点、俳句24点などが展示されている。
例えば川柳は、「七転びそんなに時間ない白寿」(岡本峯代さん)と、まだまだ八起きしてほしい句や、「飲み代を平等に割る不平等」(大越一千代さん)と、飲み負け、食べ負けだけでなく、飲めない人にまで〝割り勘〟とは、割りにあわないとズバリ指摘。読む人々をくすりとさせている。
短歌は、「ちちははの在せぬ家をわが訪いて緑はびこる深き庭踏む」(陶山延子さん)と、淡々と父母への思いをうたい、「またひとつすくすく育つ孫を見てニッコリ笑ふ遺影の亡父」(加藤紀子さん)と、親子孫の三世代の心のつながりが続いている作品がある。また、「風がよせる枯葉の中からひょこひょことかまきり一つ車道に向かう」(則友明子さん)と、先を知らないかまきりの運命の危うさを覗きみたり、「白萩がわが掌にのりかけて行方変えたり風のいたずら」(浦木逸子さん)と、ここにも風のふしぎな力が詠まれていて、鑑賞者をふかく頷かせている。
俳句は、「日向ぼこ膝の貝殻砂こぼす」(永井恵子さん)と、さらさらと砂にまで当たる日差しを感じさせたり、「燕の子親待つ顔は口ばかり」(柏木勝美さん)と、見たままのヒナの、騒がしくも、かわいいい姿をとらえたり。また、「父母眠る山懐や栗爆ぜる」(井上宏子さん)と、父母が起きてきそうな驚きや、「銃持ちし手に今は杖終戦日」(外山容子さん)と、おそらくは大正・昭和・平成と重ねたひとの終戦日の光景を詠い、人々の胸を打っている。
《福祉施設作品》ここには橋本市内の特別養護老人ホームやデイサービス、障害者支援施設などの入所者や利用者の個人、グループの作品が展示されている。
〝再織り〟のマフラーや巾着(きんちゃく)、ハンカチは、いずれも手触り、肌触りがよさそうだし、陶芸の箸置きや皿は、食事を楽しくしてくれそう。色紙に書かれた様々な書は、文字の上手、下手などは二の次で、そこに書かれたことの素晴らしさが伝わってくる。また、ちいさな何曲かの屏風には、パイナップル、ブドウ、バラ、子どもが描かれていてかわいいし、手漉(す)き和紙や、紙製の置き灯ろう、布製のお手玉など、郷愁のふかさを感じさせる作品であふれている。
《書展》入選作以上65点、招待10点、審査員4点を展示している。
〔特選〕市長賞「枕草子」(斉藤時子さん)、文化協会長賞「樹色入秋窓」(中野幸子さん)〔優秀賞〕市議会議長賞「載叔倫詩」(北岡百合子さん)、教育委員会賞「般若心経」(田中優子さん)、政本賞=「皇后陛下御歌」(北村友美さん)、〔奨励賞〕奨励賞「羽衣の歌」(絹川多恵子さん)、〔協力団体賞〕文化スポーツ振興公社賞「李白の詩」(久保俊子さん)、ライオンズクラブ賞「楓橋夜泊」(石井妙子さん)、国際ソロプチミスト賞「近試上張水都」(松本和子さん)。
《工芸彫塑》入選作以上29点、審査員1点を展示。
〔特選〕市長賞「焼締自然灰壷」(平林裕次さん)、文化協会長賞「落陽波動」(岩峪喜美枝さん)〔優秀賞〕市議会議長賞「花入鶴首(焼締め)〔奨励賞〕奨励賞「花器Ⅱ」(堀江和夫さん)〔協力団体賞〕ライオンズクラブ賞「焼締自然釉壷」(岸野忠男さん)。


更新日:2011年11月4日 金曜日 09:26

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