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橋本市民総合文化祭(上)~絵画、写真展の紹介

    橋本市民総合文化祭の絵画展会場
    橋本市民総合文化祭の絵画展会場
    橋本市民総合文化祭の絵画展会場
    市展〔絵画〕市長賞に輝いた中村さんの「小春日和」
    橋本虫民総合文化祭〔写真展〕市長賞に輝いた中本さんの「絆」
    橋本虫民総合文化祭〔写真展〕市長賞に輝いた中本さんの「絆」

市民の文化・芸術活動の成果を一斉に発表する和歌山県橋本市の「橋本市民総合文化祭」(同実行委主催、同市、同市教委共催)が11月3日、橋本市教育文化会館をメイン会場に開幕した。同6日までの4日間、「市展(橋本市美術展覧会)」が開かれ、〝絵画〟〝書〟〝写真〟〝工芸彫塑〟作品を展示するほか、文芸、生け花、福祉施設作品展もある。まず、橋本市総合文化祭(上)では、絵画展と写真展、次回は文芸展と福祉施設作品展、書展、工芸彫塑展を紹介することにしよう。
《絵画展》入選作以上29点、招待9点、審査員5点の計43点を出展。〔特選〕市長賞は「小春日和」(中村和子さん)で、絵は3羽のニワトリ。旧家の庭先で真っ赤な鶏冠(とさか)やカラフルな毛羽が鮮明に描かれている。文化協会長賞は「樟樹」(寺田宗功さん)で、巨大な幹のねじれ、大きな瘤(こぶ)、おおう青苔、息づく宿木をとらえている。
〔優秀賞〕市議会議長賞は「古へのメロディー」(桑原近枝さん)で、ビワの実や魚、紅葉などをが、不思議な音を饗宴している景。教育委員会賞は「スタイリスト」(辻環さん)で、マネキン人形を軸に、衣服など様々なかたちを装わせ、独特のすがすがしさを醸し出している。牲川賞は「大山」(冨田全紀さん)で、森の中の険しい走り根、そこに続く奥行きのある道、迷い込むような臨場感がある。
〔奨励賞〕奨励賞は「秋祭」(芝満子さん)で、清酒の一升瓶も銚子も杯も、「祭」と書いた団扇(うちわ)も、全部、宙に浮かんでいる。〔協力団体賞〕ロータリークラブ賞は「ざくろ」(前東清美さん)で、数多の実がこぼれそうな割れざくろや、唾(つばき)がわいてきそうな熟れたざくろが生々しい。ユネスコ協会賞は「宝珠」(浜野博子さん)で、ナンテンの真っ赤な実の数と、紅葉を始めた小さな葉が軽いタッチで表わされている。
審査員は「個性的でしっかり描きこまれた作品が多く、賞選びに苦慮するほどの力強い作品ぞろいだった。とくに〝小春日和〟は、ニワトリのデッサンがしっかり表現され、色調も美しく安定感の感じられる力作。〝樟樹〟は、その大きさや質感、力強さがひしひし感じられる秀作」と全体評を述べている。
《写真展》入選作以上62点、招待14点、審査員3点を出展。〔特選〕市長賞は「絆」(中本義則さん)で、見上げる老婦人に笑顔で応じ老僧の表情には深い愛情がにじむ。文化協会賞は「出番を待つ」(中野光造さん)で、面をつけ廊下で呼吸を整える役者の緊張感をとらえた。
〔優秀賞〕市議会議長賞は「WORK」(前滝久恵さん)で、写真の3人は高層ビルの窓をロープでするすると登っている。教育委員会賞は「神橋」(福本泰久さん)で、朱塗りの太鼓橋が暗闇に浮かんでいる。〔奨励賞〕奨励賞は「光」(武美樹子さん)で、明暗のある寺内の暗い場所で、僧らしき人が合唱している。
〔協力団体賞〕文化スポーツ振興公社賞は「演武」(山本弘さん)で、雪中、道着を着た女性が相手を投げつけている。ロータリークラブ賞は「暑い日」(米坂須美子さん)で、2人の子どもが水道の蛇口に顔を近づけ、そばには濃い陰が落ちている。国際ソロプチミスト賞は「うちのおばあちゃん」(森川司朗さん)で、鏡を見る、車に乗る、椅子でくつろぐ、ベッドで笑う4枚組。ユネスコ協会賞は「夏の風」(落合和哉さん)で、絵の具のような花びらや蘂(しべ)などをクローズアップした。
審査員は「今年度は、出展数が多いうえ、質的にもレベルが高く、最後まで審査が難航しました。〝絆〟は老住職の夫婦愛が良く伝わってきます。〝出番を待つ〟は、出演者の緊張感と、それを待つ人々の和やかさとの対比が、よく表現されています。入賞と入選との差は表現技術のわずかな差でした」と〝全体評〟を述べている。

更新日:2011年11月3日 木曜日 22:20

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