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児童ら食事マナーと栄養学ぶ~ミニバイキング給食
小学校6年生の児童らが楽しく食事することを学ぶ「ミニバイキング給食」が、10月28日、和歌山県橋本市東家の市立橋本小学校で始まった。橋本市立橋本給食センターの栄養士、調理師が料理をつくり、児童らが共に食卓を囲む中で、食事マナーや栄養知識を身につけ、感謝の心を養う。この「ミニバイキング給食」は、来年3月末までに同市内の全11小学校で行われる。
この日、同小学校6年生の65人が参加、同センターの栄養士と調理師が指導に当たった。児童らは先ず、栄養士から食物の「赤」は体の血肉になる、「青」は体の調子を良くする、「黄」は体のエネルギーになる〝三色栄養〟や、「できるだけ残さずに食べ、お代わりした場合、残してはだめで、自分も周りの人も楽しく食べられるように気を配る」などの〝正しいマナー〟について教わった。
この後、体育館に集合。前のテーブルには、同市紀見の給食センターで調理され、運ばれてきた料理が盛り付けられている。児童らは1列に並び、それぞれ皿に盛り付けたり、給食センターの人に、ご飯やスープを食器についでもらったり。もちろん最初に「いただきます」最後に「ごちそうさま」と言って手を合わせ、途中、何回かお代わりをしていた。
普段の給食は各クラスで、担任の先生と一緒に食べるが、この日は児童は児童ばかりで、やや緊張しながらも、バイキング料理を楽しんた。教職員と給食センターの人たちは、別のテーブルで食事をしながら、児童らの「正しい食事」ぶりを見守った。
栄養士の和田秀美さんは「子供たちは〝これ、おいしかったよ〟と友だちに教えたり、料理が減ってくると、少しだけ皿にとる気遣いを見せるなど、とてもいい勉強になったと思います」と話していた。