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橋本の〝自然災害〟見てね~資料館で防災写真展

    橋本の自然災害の写真が掲示された防災を呼びかける写真展
    橋本の自然災害の写真が掲示された防災を呼びかける写真展
    橋本の自然災害の写真が掲示された防災を呼びかける写真展
    「稲むらの火」(濱口梧陵)のコーナーには小学国語読本やパンフなどが置かれている
    展示された江戸時代の消防ポンプ「吐龍水」や消防団の服とヘルメット
    展示された江戸時代の消防ポンプ「吐龍水」や消防団の服とヘルメット

戦後の大水害に襲われた和歌山県橋本市の被災現場の写真を集めた企画展「写真で見る橋本市の自然災害(7・18水害と伊勢湾台風)と防災」が、同市御幸辻の杉村公園内にある「橋本市郷土資料館」で開かれている。今年は、東日本大震災による大津波、原発事故、台風12号による紀伊半島の大被害が相次いだだけに、有澤斗志夫館長は「この写真展で防災意識を高め、東南海地震やその他の大水害に備えてほしい」と呼びかけている。12月25日まで。入館無料。
写真は約70枚展示され、これらは、同資料館の依頼を受けて、松原正義さん、北森久雄さん、ツハダ写真館が提供した。
〝7・18水害〟とは、昭和28年(1953)7月17日~18日、和歌山県北部を襲った豪雨被害のことで、死亡者数615人、行方不明者数431人、重軽傷者数6600人超という未曾有の大被害を受けた。
その日、紀ノ川・橋本橋北詰付近の商店・民家前の道路が水浸しで、流木や瓦礫(がれき)が打ち上げられ、人々が困惑している様子や、一部橋脚が流出して曲がった橋本橋の光景などが、生々しく撮影されている。
また、伊勢湾台風とは、昭和34年(1959)9月26日、和歌山県串本町潮岬西方15キロの江住付近に上陸、奈良、三重、岐阜を縦断し、日本海に抜けた台風15号のこと。紀ノ川が増水、橋本川に架かる国道24号〝御殿橋〟上に濁流があふれ、付近の約400戸が床上、約300戸が床下浸水の被害を受けた。官民一体で人命救出、避難誘導などに働いた。
その日、浸水して湖のような橋本中学校のグラウンド、紀ノ川増水で橋脚が陥没したため、応急措置として上部に仮橋を架け、自動車が徐行している光景、水浸しの本町商店街、決壊した紀ノ川・相賀荘の堤防などが、はっきりと写されている。また、風景の今昔を比較してもらえるように、現在の風景写真も添えている。
また、今年の台風12号による紀ノ川の増水や、産直市場「やっちょん広場」の浸水、南海高野線・紀ノ川鉄橋のレールの歪(ゆが)みなどの状態も、掲示されている。
さらに、「当館所蔵の防災用具」という看板を出し、江戸時代の消防ポンプ「吐龍水(どりゅうすい)」や消防団使用の服、ヘルメットも展示。この写真展について、写真入りでまとめた冊子を提供している。
一方、安政元年(1854)の大地震の際、稲むらに火を放ち、村人を大津波から救った和歌山県・広村(現・広川町)の濱口梧陵(はまぐち・ごりょう=)を紹介するコーナーも設置。「稲むらの火の館」「百世の安堵を図れ~濱口梧陵と稲むらの火」のパンフレット、「稲むらの火と史蹟広村堤防」の写真集、濱口梧陵を紹介した「小学国語読本 巻十 尋常科用 文部省」などを置いて、「持ち帰り自由、防災に生かしてほしい」としている。
定休日は月曜日と祝日の翌日。利用時間は午前9時~午後4時。


更新日:2011年10月27日 木曜日 07:22

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